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【横浜市青葉区】横浜文化賞 青葉区からバイオリニスト・千住真理子氏と桐蔭横浜大・宮坂力氏が受賞

タウンニュース

千住氏(上)Kiyotaka Saito (SCOPE)、宮坂氏(下)

今年度の「横浜文化賞」の受賞者が9月10日に発表された。区内からは青葉台出身のバイオリニスト・千住真理子氏(63)、桐蔭横浜大学医用工学部(鉄町)の特任教授・宮坂力氏(72)が同賞に選ばれた。

横浜文化賞は、横浜市の最高顕彰で今年度で74回目。芸術、学術、教育、社会福祉など各分野の発展に対する功績が顕著な人に贈られる。

千住真理子氏

千住氏は、6歳の頃から青葉台で育ち、演奏家としての礎を築いた。全日本学生音楽コンクール全国1位、日本音楽コンクール最年少優勝、12歳でNHK交響楽団との共演など早くから頭角を現し、国内外で高い評価を得る。地域に根差した音楽活動にも熱心で、ストラディヴァリウス「デュランティ」の初演奏は地元・フィリアホールで行うなど音楽文化の発展に寄与。若手時代からボランティアとして被災地や福祉施設で演奏するなど社会貢献活動にも精力的に取り組んでいる。

宮坂力氏

宮坂氏は桐蔭横浜大学の特任教授として、次世代型太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」の研究開発を世界的にけん引し、科学技術の発展に大きく貢献。軽量、高効率、低コストな同技術は、都市部の持続可能なエネルギー活用として注目されている。ベンチャー企業との取り組みや、市庁舎での実証実験を通じて社会実装を加速。JAXAとの共同開発にも尽力する。また、桐蔭学園や市と連携した普及啓発や科学番組出演など、教育者としても活躍する。

両氏のほか、市内からは、世界に種子供給を行う「株式会社サカタのタネ」代表取締役会長の坂田宏氏(73)、株式会社横浜DeNAベイスターズ取締役オーナーの南場智子氏(63)が同賞に選ばれた。

文化・芸術分野で現在活躍中の若年・中堅層で、今後の活躍が期待される人に贈られる「横浜文化芸術奨励賞」には、市内から2氏が選出。直木賞作家の永井紗耶子氏(48)、バイオリニストの東亮汰氏(26)が選ばれた。

記念コンサートも

賞の贈呈式・記念コンサートは11月20日(木)、横浜みなとみらいホール小ホールで開かれる。出演は昨年度の横浜文化芸術奨励賞受賞者で、バイオリニストの橘和美優さんとピアニストの浅野貴美子さん。贈呈式・記念コンサートは抽選で市民250人を無料招待。(問)市横浜文化賞担当【電話】045・671・3714

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