ラインを切る前に試したい"根掛かりの外し方5選"【ルアーを回収する裏ワザを紹介】
ルアーが根掛かりしてしまった場合、ロープなどの軟らかいものに刺さると回収は難しい。しかし、岩などに引っ掛かっているなら別だ。根掛かりの気配を感じたらまずは激しくあおらないことが大切。そして次の5技法を試してみよう!
写真と文◎編集部
トントン外し
ルアーが引っ掛かったら、根掛かりが悪化しないよう、テンションを掛けすぎずにサオ軽く持って振り、トントンと動かす。外れなければ右や左に移動して角度を変えてみるとあっさり外れることがある。可能なら対岸に行って同じように動かす。やってみると意外と簡単に外れる。
イトを弾いて外す
イトを人差し指で押さえてリールのベールを返した後、サオにテンションを掛ける。人差し指を素早く離してサオを上にあおるとよい。ルアーが少し後ろへスライドして外れるイメージだ。弾き系の根掛かり外し方法は他にもあるがこの方法は簡単。
オモリを利用する
ナス型もしくは六角形などのオモリを使った外し方。スナップにナス型オモリをつけてイトに通し、ルアーまで送る。着底したらサオをあおってオモリを跳ね上げさせる。すると、後ろの方向へ力が掛かって外れる。シーバスのルアーなどは8〜10号の使用がおすすめ。重すぎず軽すぎないので丁度よい。ひとつ携帯しておけば回収できるルアーが増えるはず。
1.オモリを送る
2.ルアーの近くに寄せる
3.サオをあおってオモリを跳ね上げる
4.回収!
ナス型オモリ8~10号にスナップを逆付けにして携帯しておくとスムーズ
根掛かり回収器を使う
オモリではなく、専用の「根掛かり回収器」を使う方法もある。これは、オモリの先に鎖などが付いた回収器をラインに通してルアーまで滑らせ、ロープを引いて回収する仕組みだ。
もちろん、ルアーとの角度が悪くて鎖がフックに掛からなかったり、ロープの長さが足りなかったりと、回収できないケースもあるため万能ではない。しかし、これを使うことでルアーの回収率が劇的に上がるのは間違いない。
また、渓流釣りなど近距離での根掛かりが想定される釣りでは、伸縮式のポールにルアーを引っ掛けるリングなどが付いた、直接ルアーを外すタイプの回収器も有効だ。
力で引っ張る
色々試してみて外れなかった場合は力で解決。手が切れないようにイトをグローブや袖に5周以上巻いてからサオとイトが一直線になるように強く引っ張る。ドラグを締めて引っ張るとリールが傷むことがある。サオが曲がらないように引っ張るのは折れないようにするためだ。
FGノットなどの結束強度の高い結びを使っていると引っ張るだけで回収できることがある。牡蠣殻や軽い岩、大きなゴミなどはそれごと持ち上がることがある。根掛かりしてもすぐに諦めてイトをカットするのではなく色々試してみよう。
手を怪我しないように必ずグローブや袖などを介してラインを引っ張ろう