マクドナルド、メルカリと連携し転売対策強化 ポケモン付きハッピーセット発売にあわせ
日本マクドナルド株式会社は8月7日、フリマアプリ「メルカリ」を運営する株式会社メルカリと連携し、8日から販売開始となるハッピーセット「ポケモン」をはじめとした同社関連商品の転売・権利侵害対策を実施すると発表しました。
限定グッズやカードを狙った転売が社会的な問題となる中、両社は発売前後の注意喚起や出品削除などの対応を強化し、安心・安全な取引環境の構築を目指すとしています。
■ 人気ポケモンのおもちゃがセット 3日間限定でポケカのプレゼントも
今回のハッピーセット「ポケモン」は、ピカチュウやイーブイ、メガシンカポケモン、そしてひみつのおもちゃ等を含む全9種がラインアップ。
さらに8月9日から11日の3日間限定で、オリジナルイラストの「ピカチュウ」カード1枚と、全5種からランダムで1枚のポケモンカード(ニャオハ、ホゲータ、クワッス、ラルトス、リオル)がセットでプレゼントされます。
過去には「ちいかわ」「マインクラフト」とのコラボ時にも、限定アイテムを求めて一部で過熱した争奪戦が発生しており、今回も人気のポケモンカードが付属することから、発売前から注目が集まっていました。
■ 販売は1人5セットまで メルカリは転売に対する対応強化
発表によると、日本マクドナルドはメルカリに対し、新商品の発売情報や商品画像を事前に提供。メルカリ側はその情報をもとに、特定商品の注意喚起や、利用規約に抵触する出品の削除、著作権侵害となる画像転載出品の削除などを行うとのこと。両社共に利用者に対し、商品の価格や内容をよく確認し、冷静な行動をとるよう呼びかけています。
加えて、マクドナルドは「おひとりでも多くのお子さまにお届けする」ため、限定カード配布期間中の購入は1人5セットまでと制限を設けています。また、転売や営利目的での購入、食べきれない量の注文を控えるよう改めて呼びかけました。
限定品を巡る過剰な転売は、真に商品を楽しみたい人々の機会を奪う問題として近年大きな関心を集めています。今回のマクドナルドとメルカリの連携にどれほどの効果があるか、結果にも注目が集まりそうです。
<参考・引用>
日本マクドナルド株式会社「株式会社メルカリとの取り組みについて」
日本マクドナルド株式会社「今回のハッピーセット」
株式会社メルカリ「日本マクドナルド関連商品の『メルカリ』での取引に関する取り組みについて」
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025080801.html