【ダイソー】iPhone対応のジェネリックAirTag『紛失防止タグ』を使ってみた【100均】
「毎日の買い物はまず『ダイソー』から」をモットーにする筆者が発見した気になるアイテム。今回紹介するのは『紛失防止タグ』。iPhoneの「探す」アプリに対応した紛失防止アイテムがついにダイソーから発売された。普通に買えば約5,000円もするAirTag(エアタグ)の代わりとなるのか、レビューする!
本家の価格で5個も買える! 待望の格安タグがついに発売
「鍵がない!」「財布どこおいたっけ?」など、ふとした拍子に行方不明になる貴重品。そんな時に活躍するのが、Apple社が発売している「AirTag」。探したいものにあらかじめを付けて(入れて)おけば、iPhoneの「探す」アプリを使って探せるとても便利なアイテムだ。
だが、いくら便利とはいえ簡単に手を出しにくい。その理由が価格だ。なんと、1つあたり税込4,980円もする。貴重品を紛失するリスクと比べれば安いものだが、おいそれと購入できないだろう。
DAISO 渋谷マークシティ店では超大量に入荷していた
そんな4月上旬、ダイソーがiPhoneの「探す」アプリに対応したタグ、『紛失防止タグ』(3.6×3.6×0.9cm・希望小売価格 税込1,100円・発売中)を発売すると発表した。このニュースを聞いた筆者は心躍らせ、毎日情報を収集。ついに購入することができた。
本家「AirTag」同様、探せるのかためしてみる。
『紛失防止タグ』の形状と見た目
形状は角の丸い四角形。プラスチック製のホワイトカラーで、いかにもジェネリックな作り(「AirTag」は円形の光沢あるシルバーで、高級感のある作り)。
サイズは3.6×3.6×0.9cm、重さは実測で6g、電池込みで9g。(「AirTag」:直径3.19×厚さ0.8cm、11g)
ストラップをつけられる穴があるので、キーケースやカバンなどにつけられる。
また、厚さが0.9cmと薄いので財布の中にも入れられるサイズ感だ。
ダイソー『紛失防止タグ』を使ってみた
使い方
それではさっそく『紛失防止タグ』を使ってみよう。電池は別売りなので、裏面のカバーを外し、CR2032を挿入。音が鳴り電源ONとなった。なお、電源のON/OFFは、表側のボタンでも切り替えられる。
iPhoneアプリを起動
次にiPhoneの「探す」アプリを起動。
①「持ち物を探す」→②「持ち物を追加」または「+」→③「その他の対応している持ち物」を選択。
「持ち物を検索中…」と表示されたあと、紛失防止タグの型番「DG036-2102」が表示されるので、④「接続」をタップ。本体から音が鳴れば接続完了。
あとは⑤「持ち物の名称を設定」→⑥「絵文字を選択」で分かりやすい名前と絵文字をつけ、最後に注意書き画面の「同意」を押せば準備完了だ。
アプリ内のマップを確認すると、先ほど設定した絵文字が表示されている(青い丸は自分の使っているiPhone)。
通知の項目だけ一覧になかった
利用できる機能は、「”マップ”で経路表示」「サウンドを再生」「紛失モード」「持ち物を共有」「通知」の5つ。
『紛失防止タグ』を探してみた
本当に『紛失防止タグ』を見つけられるのか気になったので、知り合いに頼んで『紛失防止タグ』を隠してもらい、探してみた。
“マップ”で経路標示
まずは経路を押し、『紛失防止タグ』の大まかな場所を特定。誤差があるため正確な場所は分からないが、大体この辺だとわかった。
なお、本家「AirTag」はUWB(Ultra Wide Band)と呼ばれる「超広帯域無線通信」でやり取りしているため、誤差は数cmと言われている。精度面ではやはり本家に劣るようだ。
サウンドを鳴らす
アイテムの周辺まで来ても見つけられない場合は、「サウンドを再生」をタップする。すると、ピ、ピ、と微かに音が聞こえてきた。あまり音は大きくないので、人混みだとちょっと聞き取りづらいかもしれない。
なお、接続できない(音を再生できない)場合は保留となるので、接続するまで少し待つか、場所を変えてみると改善されるはず。
音さえ聞こえればこちらのもの。ものの数分で探し当てられた。もう少し音が大きいと助かるが、お店の中など人の目がある可能性を考えると丁度いいのかもしれない。
紛失だけじゃない! 忘れ物にいち早く気付ける機能も搭載!
その他の「紛失モード」「持ち物を共有」「通知」はそれぞれ
紛失モード:『紛失防止タグ』を拾った人が、連絡先や情報を取得できるようにする機能
持ち物を共有:ほかの人が持ち物の所在を確認できる機能
通知:手元から離れた時(検出した時)にiPhoneに通知を送る機能
となっている。
特に通知機能はとても使い勝手がよく、家や職場、外出先で忘れ物をしても、いち早く気がづける。盗難や紛失のリスクも減らせるはずなので、利用時には機能をONにするのがおすすめだ。
まさにジェネリックAirTagこと『紛失防止タグ』。たった1,100円でリスク防止ができるので、忘れ物をする人やよく物を失くす人は導入してみてはいかがだろうか。