夏冷えには腹巻ときのこで対策!とにかくお腹を温めよう!
野村邦丸がパーソナリティを務めるラジオ番組『くにまる食堂』(文化放送・毎週月曜から木曜9時~13時)内で火曜日の11時半ごろから放送されている「ホクトpresents きのこで菌活~カモン健康!」。きのこを食べて体の内側から「健康」になる方法について、「日頃の生活の中で気になる健康」をテーマに、毎週、その道の専門家に話を聴く。
今週は、『イシハラクリニック』副院長の石原新菜先生に「夏冷え対策」というテーマで話を伺った。
夏冷え対策に重要なのはお腹を冷やさないこと。お腹を冷やしてしまうと内臓の働きを守るために、末端の血流が悪くなって身体の中に熱を閉じ込めておこうとして、手汗が冷えてくるという。であるから、とにかくお腹を温めることが重要で腹巻がおすすめだという。そのほかの方法は…。
野村邦丸「まずは腹巻ですね。その他にはどうですか?」
石原新菜「そうですね。あとは湯船に必ず浸かってほしいです。湯船に浸かると身体の芯から温まりますし、全身の血流も良くなります。10分でもいいし、時間がないときは3分でもいいので、毎日入ってほしいですね」
邦丸「3分でも、だいぶ違いますか?」
石原「全然違います。やっぱり疲れも取れて夜もぐっすり眠れたりするので」
邦丸「夏冷え対策として食べて体の内側から健康になる方法を新菜先生に伺いましょう。何でしょう?」
石原「冷え対策におすすめなのは、やっぱり生姜。生姜は夏のうどんとか素麺とか、お味噌汁とか、いろんなところに入れられるので生姜を活用してほしいですね。生姜に含まれているジンゲロールというのも血流を良くしてくれて冷えの改善にも良いんですけど、生姜を加熱するとこのジンゲロールがショウガロールに変わって、より脂肪を燃やして熱を作る働きのものになるんですね。あとは、やっぱり健康維持に欠かせないのがバランスの取れた食生活なので、そこで1番大事なのは腸内環境。腸内環境整えるためには食物繊維をしっかりとることが大事で、食物繊維を摂れるものはいろいろなものがありますけど、きのこ。きのこにたくさん食物繊維が含まれていて、腸の中の善玉菌を増やして腸の老廃物とかを絡めとって排出する働きもありますし、さらに夏冷え対策として、きのこは結構お勧めで。きのこにビタミンB群がたくさん入ってるんですね。ビタミンB1とかB2。こういうのが糖質とか脂質の代謝を助けて、エネルギーを作り出すものになるんです。なので、エネルギーが作られるってことは体温アップにもつながるので、ビタミンB群がたくさん入っているきのこはおすすめですね」
邦丸「ちなみに新菜先生はどんなきのこ料理作っておられますか?」
石原「きのこ本当に大好きで、野菜炒めに一緒に入れたりもするんですけど、生姜を入れて一緒にスープで摂ると一石二鳥で、皆さん、ご自分の好きなきのこ、しめじでもしいたけでも、なんでもいいと思うんですけど、鍋にきのこと生姜をごま油でちょっと炒めるんですね。そこに、鶏ガラスープの素か、またはお味噌でもいいんですけど、それでスープを作る。最後に刻んだネギをちょっと乗っけると、もうとてもおいしく生姜もきのこも一緒に摂れます」
邦丸「これは一石何鳥にもなりますね」
石原「そうなんですよ。味噌は味噌で腸内環境を良くしてくれますし、きのこも食物繊維そうですし、本当に素晴らしい組み合わせだと思います」