浮世絵の傑作、一堂に 「名品展」 前期展が開催中
川崎市市制100周年記念「斎藤文夫コレクション名品展」が現在、浮世絵ギャラリー(川崎区駅前本町)で開催されている。
斎藤氏が代表理事を務める公益社団法人川崎・砂子の里資料館所蔵の名品を一同に公開する。
前期展(〜7月28日(日))では、初期から明治期までの名品を公開。葛飾北斎「冨嶽三十六景凱風快晴」は早い時期の摺(す)りも併せて公開する。
後期展(8月3日(土)〜9月8日(日))では新紙幣にも起用された「冨嶽三十六景神奈川沖浪裏」や、世界で唯一揃いで所蔵する鈴木春信「風流やつし七小町」などを公開する。
学芸員の蛭田裕紀子さんは「作品との距離がとても近く、名作を間近にご覧いただけます。摺りの違いを楽しみたい浮世絵好きの方から、初めて浮世絵を鑑賞される方まで楽しんでいただけます」と話している。