逗子市と逗子警察署 安心して暮らせる社会に 犯罪被害者支援で連携
逗子市と逗子警察署は3月18日、犯罪被害者の心理的被害の軽減、早期回復を図り、安心して暮らせる地域社会を実現するために「逗子市犯罪被害者等支援条例における連携協力に関する協定」を締結した。
これまで逗子署は神奈川県との協定で犯罪被害者支援を行ってきた。今回の協定により市と逗子署間での情報提供がされることで、より密接で地域に定着した支援が可能となる。
桐ケ谷覚市長は「逗子は比較的犯罪が少ないとはいっても、いつ市民が犯罪被害者の立場になるか分からない。この協定は安心して暮らせるまちにするためにも必要だ」と強調。志原光徳署長は「協定によって行政と警察が一緒になって犯罪被害者をフォローできる。これからもしっかり逗子市民を守っていく」と決意を示した。
同条例は昨年12月の市議会で承認され4月1日から施行。経済的支援や転居・緊急避難場所の提供などを行う住宅支援、家事・介護、子どもの一時預かりといった日常生活支援、法律相談・カウンセリングなどの相談支援が行われる。