大門さん宅で茶道教室 おもてなしの心学ぶ
自修館中等教育学校の生徒15人が5月24日、市内石田の大門ひろ子さん宅で、茶道などの日本の伝統文化を学ぶ茶道教室に参加した。大門さんは、煎茶道黄檗弘風流家元総師範、茶道裏千家教授でもある。
同校では、「土曜セミナー」と題した多彩な課外活動を実施、茶道教室はこの一環。日本の伝統文化を知ってもらおうと大門さんが2001年から続けられている。
公募で集まった中1から高2までの生徒たちが3つのグループに分かれて、煎茶や和菓子の体験、茶室に入る作法、茶筅で抹茶を点て味わうなど、伝統文化を体験した。
3度目の参加となった松本慶太さん(高2)は「茶器がとても美しかった。お茶は甘みやうま味が引き立っていてとても美味しかった」と感想を述べた。大藤行央校長は「リピーターも多い人気企画。単なる体験ではなく、常におもてなしの心を教わっているように感じている」と述べた。
大門さんは「楽しく体験してもらえたことをうれしく思う。お茶の世界に興味をもってもらえて、大変ありがたい。今日の経験を少しでも生活の中に生かしてもらえれば」と語った。