【2023/12/31】プロロードレーサー・新城幸也さんの夢の続きは⁉︎
TBSラジオ『ミラクル・サイクル・ライフ』毎週日曜日の夜18時30分から放送中!
12月31日(日)放送後記
前回に引き続きロードレースチーム「バーレーン・ヴィクトリアス」に所属の新城幸也さんをお迎えしました。
今回はまず音楽の話題から。過酷なレースやトレーニングの日々を送る新城さんに気持ちが落ち着く曲を選んでいただきました。それはシャ乱Qの「空を見なよ」(1995年リリース)。「この曲を作詞したまことさんと仲良くさせていただいているので(まことさんも大の自転車好き。2015年4月にお越しくださいました)聞くようになりました。今はサブスクで海外にいても日本の曲が聞けるので。自宅にいるときやレースを終えてのんびりしているときに聞いています」と話されていました。さらに「レース会場に行くときはチームメイトとバス移動。行きは1人の選手の選んだ曲がスピーカーでずっと流れているんです。その日に最初にスピーカーにコネクトした人の好きな曲。でもレースが終わってホテルに帰るときの車内は各自がイヤホンで好きな曲を聞いて過ごすんです」とバス移動の貴重なエピソードを教えてくださいました。行きはチーム一丸となるために共通の曲を、帰りはクールダウンするために各々が好きな曲を聞くということなんでしょう。
次の話題は2024年の展望。新城さんは引き続きバーレーン・ヴィクトリアスの一員として走られることが決まっています。2017年のバーレーンチーム発足時の初期メンバーで唯一チームに残る選手となるそうで、バーレーン・ヴィクトリアスの選手としては8年目。「発足時と今では選手はもちろんスタッフも大きく変わっています。その間にワールドツアーの中でも強いチームに成長することができ、いつもトップ5に入るほどの好成績を残せるようになりました」と新城さんは振り返ります。さらに「ボク自身は年齢を重ねたことでトレーニング内容も変わってきました。毎日体重計にのってチームにコンディションを報告しています。若い選手とボクのようなベテランを混ぜるのがチーム方針。ボクが『風よけはこうするんだよ』と見せる。そして若手がそれを習得する。そうして若手を育ててきているんです」とバーレーン・ヴィクトリアスの強さの秘密についても言及。
実は新城さんは現役の中で世界選手権に出場した回数が最も多い選手なのです。2024年はヨーロッパのプロチームに所属して16年目のシーズン。「かつて日本を離れてヨーロッパに旅立ったときに思い描いた夢は何割くらい叶いましたか?」との質問には「1年目から叶いましたね。ツール・ド・フランスに出場するという大きな夢が」と新城さん。そして「では今はどのようにしてモチベーションを保っていますか?」との問いには「今はライブ中継を通じて多くの日本のファンの方がリアルタイムで応援してくれる。その期待にこたえたいという思いが一番ですね」とお答えになりました。日本のファンの声援が一番の原動力のようです。