JRA、ウイナーズサークル周辺の場所取り禁止厳格化 10月5日からトラブル防止へ新ルール
トラブル多発でウイナーズサークル周辺の場所取り禁止厳格化へ
日本中央競馬会(JRA)は14日、全国の競馬場におけるウイナーズサークル周辺の新たな観戦ルールを発表した。この新ルールは、2024年10月5日(土)から適用される。
JRAによると、ウイナーズサークル周辺では、敷物や荷物を使った場所取り行為によるトラブルが多発しており、観客の安全と快適性を確保するため、全競馬場統一のルールを設定したという。
新ルールの主な内容は以下の通り:
1. ウイナーズサークル周辺の地面をペイントで区画し、当該エリアでは原則立ち見とする。
2. 区画内での敷物による場所取りや、荷物を地面に置く、柵に掛けるなどの行為を全面禁止。
3. ルールに従わない観客には退場を求める場合がある。
JRAは、「荷物は自身で持つか、手荷物預かり所を利用してほしい」と呼びかけている。また、混雑時には外部のコインロッカー利用も推奨している。
さらに、ウイナーズサークル周辺以外のエリアでも場所取りは禁止とし、各競馬場の施設状況に応じて椅子や敷物の利用ルールが設けられる。特にコース前の観戦エリアやパドックでは、混雑状況により移動を求められる場合があるという。
JRAは「ひとりでも多くのお客様に楽しんでいただくため」としており、新ルールへの協力を呼びかけている。
記事:SPAIA編集部