「出かける前の確認&準備が大事!」ライトショアジギングの釣行前後のルーティーン6選
ライトショアジギング(LSJ)を楽しむうえで、釣果を左右するのは実は「釣行前後のルーティーン」である。特に釣行前の準備はやることが多いうえに、当日のコンディションに大きな影響を与えるため、初心者こそ丁寧に取り組みたい。ここでは、釣行前と釣行後に行うべき基本的なルーティーンを紹介する。
釣行前ルーティーン
まず、LSJに出かける前に次の4点を怠りなく行っておこう。
天気の確認
最初に確認すべきは天気予報である。雨や強風が予想される場合、安全面からも無理な釣行は避けるべきだ。晴天が望ましいのはもちろんだが、曇り空の方が魚の警戒心が薄れて釣れることもある。
いずれにしても風速や波高、天候の急変などにも注意したい。薄明から日が上がってくる時間が朝マヅメは特に勝負時なので、この時間に入れるように計画を立てよう。
潮回りのチェック
次に重要なのが潮回りの確認である。一般的に魚の活性が高くなるのは「大潮」や「中潮」のタイミング。特に上げ潮の時間帯はベイトが岸寄りしやすく、回遊魚との遭遇率が高まる。潮見表をチェックして、ベストなタイミングに釣行を合わせる計画を立てよう。
ノットの準備(PEとリーダーの結束)
釣り場で慌てないためにも、前日までにPEラインとショックリーダーの結束を済ませておきたい。FGノットやPRノットなど、強度の高いノットで確実に結んでおくことが重要である。現場で焦って結ぶと強度が落ちたり、時間をロスする原因になる。
ジグのセレクト
ターゲットや釣り場の水深に合わせて、使用するジグを選んでおこう。例えば、水深が浅い磯場では20g〜30gのジグが使いやすく、深い場所では〜40gのジグが一般的だ。カラーも朝マズメにはシルバー系、日中はピンクやブルーなどの目立つカラーが効果的。数種類を準備しておくと状況に応じて対応できる。
釣行後ルーティーン
続けて、釣行が終わってからやること。これもきちんと行っておかなければ、次の釣行であわてる。
釣り具を洗う
海水は金属を錆びさせやすく、放置するとタックルの寿命が縮まる。釣行後はロッドやリール、ジグ、プライヤー、フィッシュキャッチーなどを真水で丁寧に洗い、塩分をしっかり落とすことが大切である。特にリールはドラグノブを締めた状態で流水で洗い、そのあとしっかりと乾燥させるようにしよう。
魚のパターン確認
釣行中に釣れた魚の種類やヒットしたタイミング、使ったジグの種類、アクションなどを頭の中にメモしておくと、次回以降の参考になる。例えば、「朝マズメにピンクのジグで青物がヒットした」などの情報は、季節ごとの傾向をつかむうえで非常に役立つ。
次回釣行に向けた計画を
次回の釣行に向けては、今回の釣行で得た情報を活かしつつ、なるべく天候や潮回りのよい日を選んで計画することが肝心である。
例えば、同じ場所でも小潮では全く反応がなかったのに、大潮では爆釣したというケースも珍しくない。潮のタイミングを優先してスケジュールを組むようにすれば、釣果アップの可能性は格段に高まる。
また、次回使うジグの補充や、新しい釣法の練習など、次の釣行をより楽しむための準備も忘れずに行いたい。釣りは事前準備と情報収集がものを言う遊びである。初心者こそ、このルーティーンをしっかり習慣化して、確実にステップアップしていこう。
釣行前後の準備とケアが大事
LSJの釣果を安定させるためには、釣行前の準備と釣行後のケアが何よりも大切だ。天候や潮回りの確認から始まり、ノットやジグの選定など、やるべきことは多い。
しかし、こうしたルーティーンを丁寧に行うことで、釣りの精度が上がり、釣果にも直結する。楽しい釣行のために、今日からルーティーンを整えていこう。短い時合いの時間を逃さないためにも、釣り場についたら即パターンにはめた釣りを始められるよう、意識しておきたい。
<井上海生/TSURINEWSライター>