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全国高校選抜大会 テニス女子 福徳学院 怖いもの知らずの強さ 【大分県】

オー!エス!OITA

「写真/オー!エス!OITA SPORTS」

 昨年10月に行われた県高校新人テニス大会の女子団体戦で、福徳学院は圧倒的な実力を見せ、8年連続18回目の優勝を果たした。その勢いのまま、続く11月の九州地区大会では5位入賞し、全国高校選抜大会(3月20~26日)への切符を手にした。

 九州地区大会は各県の上位2チーム、計16チームが参加し、六つの出場枠を争った。全国選抜への出場を逃せば、次の大舞台はインターハイ(全国高校総体)まで待たなければならない。曜日崇監督は、「他の地域と比べても出場枠が少なく、非常に厳しい戦いだった。全国選抜に出場できることは大きな意味を持つ」と振り返る。

 

 今年のチームは、2年生3人と1年生8人で構成される。昨年は3年生主体のチームであったため、全国大会の経験を持つ選手は少ない。しかし、キャプテンの草野真帆(2年)を中心にチームは着実にまとまりを見せている。さらに、昨夏の大分インターハイでシングルスに出場した川野蒼奈(2年)は、チーム唯一の全国経験者であり、エースとしての期待がかかる。全国の舞台では、相手チームの戦術分析や選手の学年・経験を考慮しながら、ベストなメンバーを選出することが求められる。経験の浅いチームであるがゆえに未知数な部分もあるが、それがまた、このチームの持つ大きな可能性でもある。

 

全国選抜に向けて仕上がりは順調

 

 全国選抜への出場が決まってから、例年通り、走り込みを中心としたトレーニングを徹底してきた。階段ダッシュや素走りを取り入れ、試合を最後まで戦い抜くための脚力を鍛え上げた。相手のボールに素早く反応し、的確に打ち返すには、下半身の強さと柔軟性が不可欠となる。左右のストロークで振られた際の対応、ボレーへの素早い反応、浅い位置へのロブショットの処理。すべてにおいて瞬時の判断と俊敏なフットワークが求められる。曜日監督は「練習の成果もあり、全員が粘り強いテニスをできるようになった」と手応えを感じている。

 

 昨年の全国選抜では初戦敗退という悔しい結果に終わった。「全国選抜でその借りを返したいという気持ちで練習してきた」と草野は力を込める。初戦の相手は比治山女子(広島)。ここを突破すれば、鳳凰(鹿児島)との九州勢対決が待ち受ける。

 全国の舞台で一つでも多く勝ち進むために、選手たちは一丸となって準備を進めてきた。経験こそ昨年のチームには及ばないが、「怖いもの知らずの強さ」もある。未知なる力が、どこまで全国の舞台で通用するのか。チームは今、確かな成長を遂げながら、大舞台への挑戦に向けてギアを上げている。

 

まずは初戦突破を目指す

 

 

(柚野真也)

 

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