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市ケ尾高校ダンス部 不死鳥の如く全国へ 春大会へは初進出

タウンニュース

市ケ尾高校にちなんだ「ガオー」のポーズをする部員たち

県立市ケ尾高校のダンス部が4月19日(土)、両国国技館(東京)で開催される高校最大規模の全国大会「HIGHSCHOOLDANCECOMPETITION」に初出場する。テーマは「不死鳥」。熱い想いを胸に、高校最後の大舞台に挑む。

高校ダンス界の春の甲子園ともいえる同大会。同部は夏の全国大会に7年連続で出場する強豪校だったが、同大会ではこれまで全国へ届いていなかった。

関東予選は3度にわたって開催。同部は9人から40人までのラージ部門に2年生チーム32人で出場し、何度でも諦めず突き進む思いを込めた「不死鳥」をテーマに演技を披露した。

最終予選で”復活”

第1回、2回の予選では結果が揮わなかった同部。久野結心部長は「明るく元気なことが取り柄の部員たち。でもそこが行き過ぎてチームワークが崩れてしまっていた」と原因を振り返る。そこで、2月の最後の予選会を前に本音を言い合えるミーティングを設けた。山田楓歩副部長は「互いに言い合っていた厳しい言葉も、本当は皆のためを思っての言葉だったと確認し合うことができた」と話す。

同部は毎年、振り付けから音の編集、衣装まで自分たちで考案するのが持ち味。今回は第1回の予選で敗退してから衣装に改良を加えた。演技中に振り返った際の色の変化を際立たせるため、背面に鮮やかな青を配置。結束力を高めて臨んだ最終予選で同部は優勝を果たし、県唯一の代表の座を勝ち取った。

迫力のあるユニゾン

4月19日の全国大会では、関東予選と同じく不死鳥をテーマに演技する。ダンスリーダーの本間杏香さんと倉田陸斗さんは、「灰から再生する不死鳥と、私たちならではの活発さを重ね合わせ、力強さを感じさせる演技にした。全員で同じ振り付けを踊る迫力のあるユニゾンが見どころ」と魅力を語る。

新年度を迎え、2年生チームは新3年生に。全国大会を控え、さらに練習にも身が入る。津田梓副部長は「やっと掴めた両国国技館の舞台。出場チームのレベルも高いが、会場全員の印象に残るようなダンスを見せたい」と意気込む。

2020年からチームを見守ってきた顧問の山口太平さんも他校へ異動となってしまった。山口さんは「この代は目標を定めたら猪突猛進に突っ走る。そのパッションは会場をきっと感動させられるはず。苦楽をともにしてきたこの子たちが、全国の舞台で羽ばたく姿を見るのが楽しみ」と話した。

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