阿漕浦海岸の投げキス釣りで良型キス78匹キャッチ【三重・津】落ちギスシーズンも期待大
9月に入り、台風や大雨による災害が各地で発生し、特に三重県では線状降水帯の影響で河川の氾濫や冠水が起きた。災害後も河川からの水流が多く、サーフでのキス釣りを控えていたが、9月9日には状況が落ち着き、三重県津市の阿漕浦海岸へキス釣りに出かけた。
阿漕浦海岸へキス釣り
残暑は厳しいが、徐々に夏の終わりが近づいてきた。9月に入ると天気が不安定になり、各地で台風や大雨による災害が発生した。台風シーズンはこれからが本番だが、もう十二分に悩まされているので、この先は勘弁してほしい。今年は例年に比べて自然災害が多い気がする。改めて災害に対する備えを見直す必要があると実感している。
私の住む三重県では、線状降水帯が発生して強烈な雨が降り、一部の河川が氾濫したり土地の低い所では冠水したりと大変な状況だった。台風後も河川から海に流れ込む水が多いためサーフのキス釣りを控えていたが、やっと釣れ始めたと情報が流れてきたので、9月9日は三重県津市の阿漕浦海岸へ釣行してみた。
釣行開始
当日の潮は小潮で、満潮は午前9時12分、干潮は午後2時43分。市が管理する駐車場が狭くなったので午前3時半に起床し、現地には5時ごろ到着した。久しぶりということもあり海岸はか気になったが、護岸から確認するとキス釣りの人が1人、砂浜も問題なさそうだったので準備をして砂浜へ向かった。
最初は実績のある御殿場荘の前でサオを出してみる。準備しながら周辺を見渡す。濁りは少しあるが、海中に目立つようなゴミはなさそうだ。
タックルセッティング
イシゴカイを付け、第1投は4色半(1色は25m)へ投入する。オモリの着水を確認し、仕掛けが絡まないように素早くイトふけを取って探り始めると、数メートルでキスの小気味いいアタリが出た。型も良さそうだ。
探りを続けると少し小さいアタリが出たが続かず、1色残して仕掛けを回収すると良型キスとピンギスの一荷だった。3色から手前はキスが少ないような気がする。
キスが6連掛け
2投目は5色半へ投入、探り始めるとすぐにアタリが出た。キスの前にエサが落ちたようなタイミングだ。探りを繰り返すと比較的早くアタリが続く。そのまま探って2色残して回収すると、良型交じりでキスが6匹掛かってきた。
3投目も2投目と同じように5色半へ投入。探り始めると、またも早いタイミングでアタリが出た。追い食いとまではいかないが何度かアタリが続く。
2色残して回収すると、良型を含めてキス5匹。3投した感じでは、キスは4色から5色の間に多くいるようだ。
ゲストにメゴチが掛かる
左右に振り分けてキャストを繰り返すと、素バリがない程度にキスが掛かってきた。今回はサイズのばらつきが大きい。
アタリが少なくなってきたので数十メートル移動する。潮が動いているので、移動後はしばらく良いアタリが続いた。
午前9時半近くに潮の動きが止まると、やはりキスのアタリも極端に少なくなった。何回か6色の中を探ると、アタリは出るが型が小さく、外道のメゴチもよく掛かってくるようになった。
最終釣果
時間が経過して潮が下げ始めると、キスの活性が上がってきたようで連掛けが増えてきた。だが徐々に濁りが濃くなり、エサが見えづらいためかアタリも少なくなる。
アタリが遠のくと移動する釣りが続いたが、外道が多くなりキスのアタリが少なくなったので、午前11時半に納竿した。釣果は22cm頭に78匹だった。
阿漕浦海岸は久しぶりだったが、期待を裏切らない釣果を得た。サイズはマイクロピンから22cmまでバラエティーに富んでいたが、比較的良型が多く、外道が少なかったので楽しめた。
落ちギスシーズンも期待
落ちギスシーズンに突入してさらに良い釣果が得られることを期待したい。キスの移動が早い気がしたので、釣果を見ながらまめに移動して探りたい。今のところレジャー施設や海の家は営業しているようなので、周辺の釣りは避けるのが賢明だ。
まだまだ暑さが続くので熱中症対策を忘れず楽しんでほしい。毎回同じことを書いているが、自分で出したゴミは必ず持ち帰り、砂浜をきれいに利用してほしい。
<週刊つりニュース中部版APC・横山准司/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年10月4日号に掲載された記事を再編集したものになります。