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バランスの良い筋肉のつきかたを競う「フィジーク」という競技をご存知ですか？ 上越市のジムトレーナー永井寛夫さんが4月に埼玉県で開かれた大会で総合優勝を果たしました。永井さんはこの勢いに乗り今年秋の大会に出場して日本一を目指します。

上越市のジムトレーナー永井寛夫さん41歳です。4月に埼玉県で開かれたフィジークのグランプリシリーズ第４戦「APFダイヤモンドカップ2025」に初めて出場しました。

フィジークは筋肉量を競うボディビルとは異なり、バランスの良い筋肉のつきかたが評価されます。

出場したのは永井さんを含む70人です。永井さんは初出場者だけで競う身長別と、初出場に関係なく競う年代別の2つのクラスで1位になりました。さらに全てのクラスの１位で競うコンテストで総合優勝に輝きました。

永井さん
「数年間トレーニングを重ねてきた結果が表れた。『やったぞ！』という感じだった」

永井さんは救急救命士として上越市などで10年近く働いた経験があり、体のつくり方や病気について知識を深めてきました。

また、このころから趣味で本格的なトレーニングをはじめ、これまでほかのフィジークの大会に出場し、上位に入賞してきました。

2年前にはこうした経験をいかし、理想的な体づくりをサポートするパーソナルトレーナーのジムを上越市下門前にオープンさせました。仕事に慣れるまでの苦労もあり、大会には３年間出場できませんでしたが、今回、結果を残せたことでお店を支えてくれた人たちに恩返しができたと感じています。

永井さん
「生まれ育った上越で店を開け、地域の人に支えられた。利用客の支えがあってステージに立てた。感謝したい」

永井さんはこの勢いに乗り、さらなる高みを目指します。それは11月に東京で開かれるグランドチャンピオンシップ大会で優勝し、日本一になることです。

永井さんは「グランプリシリーズの上位入賞者が争うこれまでとは比べ物にならないレベル。各地の猛者が集まる。もちろん目指すは世代別40歳クラスの日本一。絶対に勝ち取ってみせます」と闘志を燃やしています。

ちなみに永井さんの体脂肪率は、大会当日で5パーセントだったということです。食事は肉や野菜など栄養を考えてバランスよく食べているということです。