区自治連合会婦人部 最後の「新年の集い」 今年度末に解散へ
今年3月での解散が決まった鶴見区自治連合会婦人部による最後の「新年の集い」が1月29日、サルビアホールで開かれた。横浜市内で唯一続いていた区連合会の婦人部で、各地区、自治会町内会の婦人部は今後も残る。新年の集いで名須川千賀子部長は「長く続いた婦人部を私たちの代で終わらせて申し訳ない。ただ、各地区や自治会町内会の婦人部は継続するので、今後も皆さんの力を地域で役立てていきましょう」と呼び掛けた。
同婦人部は1961年に設立され、現在も各自治会町内会婦人部の約800人が所属する。
過去には市内各区に連合会の婦人部があったがそれぞれ解散し、現在まで残っているのは鶴見区のみだった。
鶴見区自治連合会婦人部は毎年「福祉バザー」や防災講演会、区民祭りでブースを担当するなど、様々な活動を行ってきた。
しかし、共働き世帯が増えて若い世代の母親の参加が難しくなるなど活動の担い手が少なくなり、3月で解散することになった。
新年の集いには、各自治会町内会の婦人部から約400人が参加。福祉バザーの売上を区社協に寄付したほか、3月での解散が伝えられると会場から残念がる声が多数聞かれた。来賓であいさつした区自治連合会の宮野昌夫会長は「解散は寂しく、残念。婦人部の協力が本当に大きかった」と労った。名須川部長=中面「人物風土記」で紹介=は「全体での活動はなくなりますが、皆さんの力を地域で役立てるべく、それぞれの婦人部でこれからも活動していきましょう」と参加者たちに呼びかけた。
区担当者は「行政としても婦人部の活動に大変お世話になっていたので本当に残念。今後も続く各地区、自治会町内会婦人部は地域活動の核。引き続きご支援をお願いしたい」と語った。