やりがちな「お肉」の“NG冷凍保存3つ”→「とりあえず冷凍してた…」「ダメなんだ」
スーパーで売っているお肉は、少量よりも大容量のボリュームパックの方がお得です。しかし、正しく冷凍保存することが節約の大前提。保存方法が間違っていると、お肉が劣化してロスすることになってしまいます。ここでは、「お肉のNG冷凍保存」についてご紹介します。
NGその1.ブロックのまま冷凍する
冷凍したお肉は、調理に使う前に解凍しなくてはなりません。ブロックのような塊のまま冷凍すると、解凍するのに時間がかかります。
特にブロック肉は、外側と中心で解凍にかかる時間に差があるため、お肉全体を解凍する間に一部が傷む恐れがあるんです。
解凍のしやすさや食中毒、お肉をムダにするリスクを考えても、ブロックのまま保存するのは避けた方が無難。使いやすい大きさや量に分けて冷凍しましょう。
NGその2.解凍したものを再冷凍する
お肉の再冷凍は、絶対に避けましょう。風味や品質が落ちるほか、細菌が繁殖・増殖する可能性があります。
問題なく食べられたとしても、「冷凍→解凍→再冷凍」したお肉は決しておいしいとは言えません。
もし解凍したお肉が余ってしまった場合は、調理したものを冷蔵庫で保存しましょう。
NGその3.ポリ袋に入れて保存する
できるだけ鮮度を保ち、冷凍焼けを防ぐには、きちんと密閉することが大事です。空気に触れると劣化するため、ポリ袋に入れただけでは不十分。
アイラップなど袋状のラップを使うにしても、きちんと空気を抜いて包みましょう。そのうえで、食品保存袋などのジッパー付きの袋に入れ、二重にして保存するのが適切です。
スーパーで買ってきたまま、食品トレーの状態で冷凍するのは避けてください。
冷凍したお肉は「1ヵ月」を目安に使い切ろう
お肉は冷凍すると長持ちしますが、保存期間の目安は約1ヵ月です。正しく冷凍しても劣化はすすみますので、期限内に食べ切りましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア