【北海道・早起きしてでも見たい絶景】午前3時半 静寂のグラデーションと野生動物たち/七飯町
数多くの「絶景」を持つ北海道。
HBCのテレビカメラマンが撮影した、日常の中にある魅力的な風景をお届けします。
今回は、HBC函館放送局の熊谷樹カメラマンが撮影した、七飯町の「大沼国定公園」の景色です。
連載「テレビカメラマンがとらえた“一瞬”の北海道」
静寂なグラデーション
・撮影日:6月下旬 午前3時半ごろ
・カメラ:FUJIFILM X-T4
・レンズ:SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary
日の出前の静寂な瞬間を捉えたものです。空は深い青からオレンジへと移り変わり、水面にはその美しい色彩が映り込んでいました。
微かに霧が発生していて、夜が明ける前の時間を感じさせる景色でした。
太陽を映す鏡
・撮影日:6月下旬 午前5時ごろ
・カメラ:FUJIFILM X-T4
・レンズ:SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary
およそ1時間半後。時間が経つと日差しがあたたかく降り注ぎ、水面が鏡のように太陽を映す幻想的な風景が捉えられました。
その光と影の調和が、自然の神秘を感じさせてくれました。## 動物たちの姿も
・撮影日:6月下旬 午前6時頃
・カメラ:FUJIFILM X-T4
・レンズ:FUJI FILM XF100-400F4.5-5.6 R LM OIS WR
湖畔にカワウやマガモがいました。一つのエリアに複数の野鳥がいるのも、大沼国定公園の魅力の一つだと思います。
・撮影日:6月下旬 午前7時頃
・カメラ:FUJIFILM X-T4
・レンズ:FUJI FILM XF100-400F4.5-5.6 R LM OIS WR
撮影を終えて駐車場に戻ると、ふとキタキツネが現れました。
急いでカメラを取り出し、シャッターチャンスを狙いました。
キタキツネは立ち止まり、こちらを見てくれました。その瞬間を逃さず、写真を撮ることができました。
その出会いは、自然とのつながりを感じさせてくれ、心に残る素敵な思い出になりました。
連載「テレビカメラマンがとらえた“一瞬”の北海道」
撮影・文:HBC函館放送局カメラマン 熊谷樹
2018年からニュースの取材現場で音声を担当し、テレビドキュメンタリー『性別は誰が決めるか ~「心の生」をみつめて~』などにかかわる。 2023年からカメラマンになり、2024年4月から函館放送局へ。プライベートでは風景や動物の写真を撮影しています。
編集:Sitakke編集部IKU
※掲載の内容は、各写真の撮影時の情報に基づきます