猫がぎゅっと『抱きついてくる』ときのキモチ4選 かわいいけど、やめさせた方がいい場合も
1.かまってほしい
猫は飼い主さんにかまってほしいとき、腕にぎゅっと抱きついてくることがあります。これは猫が寂しさを感じたり、遊んでほしいときなどにする行動で、飼い主さんが外出から帰ってきた際に見られることが多いです。
猫は留守番が得意な動物と言われていますが、やはり飼い主さんに会えない時間は寂しいもの。もし帰宅後に愛猫が抱きついてきたら「留守番ありがとうね」と優しく声をかけて、愛猫をたくさん撫でてあげてください。遊びを要求してきたら、気が済むまで遊んであげましょう。
2.安心したい
猫は安心感を得たいときにもぎゅっと抱きついてくることがあります。これは猫が何らかの理由で不安や恐怖を感じていて、信頼できる飼い主さんにくっつくことで安心感を得ようとしているためです。
子猫に多く見られる行動ですが、成猫になってからもクセが抜けずに抱きついてしまう猫もいます。知らない人が家に来たときや、外で大きな音がしたときなどに飼い主さんの腕に抱きついてきたら「大丈夫だよ」と優しく声をかけて安心させてあげましょう。
また飼い主さんの代わりになる、ぬいぐるみや枕などを置いておくことで、留守番中でも愛猫の不安を和らげることができるかもしれません。
3.獲物だと思っている
猫は動くものに本能的に飛びついてしまう習性があります。これは猫がもともと野生の小動物を捕食して暮らしてきた動物であり、動くものは獲物と認識しているからです。
この本能は、家の中で暮らすようになった現代でも変わることはありません。飼い主さんの腕が動いたことに反応して、ついつい本能的に抱きついてしまったという感じです。
この行動は、小さい頃から飼い主さんの手をおもちゃ代わりにして遊んでいた猫に多く見られます。成猫になると力も強くなりますし、爪を立てることもあり非常に危険です。
もし今、飼い主さんの手で遊ばせている場合は、成猫になったときのことを考えてやめさせた方が良いかもしれません。その代わりに愛猫が喜ぶおもちゃを与えて、猫の狩猟本能を満たしてあげてくださいね。
4.飼い主さんの腕を抱き枕にしている
猫が抱きついてくるのは、飼い主さんの腕を抱き枕代わりにしているからかもしれません。猫の腕におさまるちょうど良い太さが快適なのでしょう。
とはいえ、腕に抱きつく行動は、信頼している人にしかしない行動です。大好きな飼い主さんの匂いや体温を感じ、とてもリラックスしている状態と考えられます。
もし時間が許すなら、猫が起きるまで抱き枕に付き合ってあげてください。猫が熟睡しているようであれば、代わりになるものをそっと猫の腕に挟んであげても良いでしょう。
まとめ
猫がぎゅっと抱きついてくるときのキモチを4つご紹介しました。かまってほしい、安心したいなどの理由がある一方で、獲物だと思っている場合や、抱き枕代わりにしている場合もあることがわかりました。
もし抱きついてきたら、基本的には静かに見守ってあげても良いですが、獲物と認識している場合だけは、クセが付く前にやめさせた方が良いでしょう。抱きついたままにするか、それともやめさせるかは、そのときの状況に応じて適切に対処してくださいね。