脱炭素社会実現へ 市長に市民提案
「脱炭素ちがさき市民会議」が昨年12月17日、茅ヶ崎市の佐藤光市長に市民提案を提出した。
同会議は、市や県、有識者、市民ら官学民共同の同実行委員会の無作為抽出や公募による46人の市民で構成。「脱炭素で住みよいちがさき」を実現するための方法について、自身で行動を実践し、専門家による情報提供やアドバイスを受けながら、昨年7月から11月に計4回の会議を開き話し合いを重ね、提案書をまとめた。
当日は同会議参加者を代表した5人と同実行委員2人が市長に提案書を手渡した。市民からは、「EV化をすすめ、自家用車の利用を減らす」「住宅の省エネ性能を高め、再エネを普及」「担い手と生産量を増やし積極的な茅産茅消とブランド確立」「プラスチックなど容器包装ごみを削減し、海を起点とした4R推進&ごみが少ないきれいなまちづくり」「脱炭素アクションの状況や成果の見える化と、前述の情報発信」などに加え、これらの提案を次のステップへつなぐ場づくりについても意見があがった。
佐藤市長は、「提案をもらうだけではなく、実行に向けて市も一緒に取り組んでいきたい」と話した。
同会議終了後も、参加者からは自発的に「脱炭素行動の取組みを自分たちで行っていく」といった声も出ているという。