チョコレートの祭典「ショコラマルシェ」に行ってみた! 96ブランドが出店する会場を歩いて特に惹かれたチョコ3選
もうすぐバレンタイン! 私(中澤)はバレンタインデーとは無縁の42歳男だけどチョコレートは好きだ。最近のチョコブランドって本当見た目も味も工夫されてて宝石みたいだよね。
そんなチョコブランド96ブランドが一堂に会するチョコレートの祭典が池袋の東武百貨店で開催されているらしい。その名も『ショコラマルシェ』。というわけで、宝石を見に行くくらいの気持ちで行ってみた。
・チョコで埋め尽くされる催事場
「東、西武で西、東武」というワードで知られる池袋駅。新宿駅、渋谷駅に次いで世界第3位の利用者数と言われる池袋駅を2分するくらいの大きさなので、都内でも大きさランキング上位のデパートと言えるだろう。『ショコラマルシェ』が開催されているのは、そんな東武百貨店の8階催事場だ。
8階に上がると、広い催事場のほぼ全部がチョコブランドで埋め尽くされていた。さすが96ブランド。右も左も奥までも見渡す限りチョコブランドが並んでいて、商店街みたいになっているのは圧巻である。
・綺麗なものから遊び心のあるものまで
歩いてみると、「ピエール・エルメ・パリ」とか「モロゾフ」みたいな私でも知っている有名ブランドでも、そんなに行列って感じじゃなかった。行ったのが平日の夜だったからだろうか? なんか思っていたよりパッと買えそうである。
それにしても、ショーケースに並ぶチョコは、宝石箱みたいな綺麗なものから遊び心のあるものまで様々。見るだけで楽しいところはさすがチョコレートの祭典だ。
・気になったチョコその1『バターの女王』
というわけで、そんな会場を歩いて気になったチョコレートを3つ買ってみた。まず、最初に目を惹かれたのが『バターの女王』の「バターラングドシャ」である。
発酵バターを21%配合したラングドシャでチョコをサンドした本商品。袋を開けた瞬間に芳醇なバターの香りが漂うほどで、食べてみると、見た目や香りだけでなく味もバターの風味が圧倒的だ。
サンドされたホワイトチョコも口の中でホロッと崩れるようなくちどけの良さで、こんなに贅沢なラングドシャは初めてである。2個セット(税込540円)からで、バレンタイン限定商品として、ミルクチョコレート版も販売されているので両方買ってみた。
実際食べてみるとホワイトチョコの方がバターの味を濃厚に感じて個人的には好き。店員さんに聞いたところ売れ行き1位はやはりホワイトチョコの方らしい。
・気になったチョコその2「生チョコ発祥の店」
続いて、購入したのは看板に「生チョコ発祥の店」と書かれていた『SILSMARIA(シルスマリア)』。推されている商品はもちろん生チョコだったんだけど目が惹かれたのは……
日本酒「真澄」が入った生チョコがあったこと。洋酒はたまに見かけるけど、日本酒は初めて見た。そこで1つ購入。真澄生チョコレートは1箱16粒入で税込2592円だった。桐の箱に入っているのがなんとも高級感がある。
事実、プレゼント用の購入のケースを想定すると、桐の箱に入っているのは良い。話が盛り上がりそうである。もちろん、味もその見た目に負けず劣らず高級感のある味わいであった。
ただ甘いだけではなく、コクがある。店頭で迷っていると、白ワインのものと食べ比べさせてくれたんだけど、フルーティでストレートなマッチングをしている白ワインチョコに比べ、日本酒チョコは甘みの中に感じる発酵感が強い。
そして、そのひとクセがフックになってたどり着く甘みにはわびさびのようなものを感じる。甘い以上に美味しい組み合わせと言えるだろう。
・気になったチョコその3「絶対にブームになるスイーツ」
で、3つ目に購入したのは、催事場の端にあった『オスピターレ』。ここは完全に販売されていた「スフォリアテッラ」の看板の売り文句が気になって購入した。なんでもこのスイーツ……
『マツコの知らない世界』で「絶対にブームになるスイーツ」として紹介され、現在通信販売1年~待ちらしい。通りすがりで買えちゃったんですけど。
パッと見た感じカリカリに焼いたクロワッサンに具を入れたみたいなスイーツで、店員さんいわく1番人気はピスタチオ(税込389円)、「スペシャルチョコ(税込445円)」と「スペシャルストロベリー(税込445円)」がバレンタイン商品なのだそうな。で、気になる味は……
ザックザックの皮の中にむっちりとした具が詰まっており、その食感のコントラストが面白い。皮はこれでもかというほど焼き上げられ、中のスイーツがこれでもかと詰まっているため、『東京リベンジャーズ』のマイキーでも「日和ってないな」と判断するレベル。両方振り切っている。
個人的に好きだったのはピスタチオで、具の量が多いだけに甘ったるくないのがスッキリしていて良かった。人気No.1も頷ける。
・女性の意見も聞いてみた
と、ここまで私の個人的な感想を述べてきたが、スイーツと言えばやはり女性の意見も聞きたいところ。そこで亀沢郁奈記者にショコラマルシェで購入したチョコレートを食べて比べてもらったところ……
亀沢郁奈「ラングドシャはウマイんだけど、見た目と風味の油オーラにパンチがありすぎて罪悪感がヤバイ。生チョコは日本酒の味がかなり強いから男の人が好きそう。個人的には圧倒的にスフィリアテッラが好き」
──とのこと。罪悪感はちょっと考えてなかったので女性ならではの目線と言えるだろう。
そんなわけで行列や通販1年待ちのスイーツが意外とあっさり買えてしまった池袋東武百貨店の『ショコラマルシェ』。バレンタインを控えるこの時期にぴったりのイベントと言えるだろう。開催期間は2月14日までなので、バレンタインでの話の種に行ってみるのもいいのではないだろうか。
参考リンク:池袋東武百貨店「ショコラマルシェ」
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.