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桑都ダブルダッチクラブ  アジア大会で銀3つ  中学3年生チームが活躍

タウンニュース

銀メダルを見せるジャンピングシャークのメンバーら=いずれも同クラブ提供

市立第一小学校などでジャンプロープ競技を行う「SOTODOUBLEDUTCHCLUB(桑都ダブルダッチクラブ)」の最年長である中学3年生チーム「ジャンピングシャーク」が、7月24日から神奈川県川崎市で行われたアジア選手権大会団体戦で4種目に出場、銀メダルとなる2位を計3部門で獲得した。

ジャンプロープは、ロープ(縄)を使って行われる縄跳び競技の総称。1人で跳ぶシングルロープや複数人で跳ぶダブルダッチなどがある。

川崎市のカルッツかわさきで5日間行われた「ASIANJUMPROPECHAMPIONSHIPS2024」。アジア大会が日本で開催されるのは初めてで、アジアチャンピオンを決めるべく、予選を勝ち抜いてきた10の国と地域の代表選手約740人が出場した。

ジャンピングシャークのメンバーは、キャプテン原竹獅一汰さん(ひよどり山中学校)、中西快斗さん(第六中学校)、海老澤孝介さん(八王子学園八王子中学校)、栗本昌輝さん(第五中学校)の4人。同チームは日本代表として、ダブルダッチのジュニア部門男子カテゴリーに出場した。

足に不安勢いに任せ

2本のロープを回し、4人でリレーしながら30秒間でかけ足跳びの数を競う「スピードリレー」、60秒間でかけ足跳びの数を競う「スピードスプリント」、4人でさまざまな技を組み合わせた演技を行う「ペアフリースタイル」、3人でそれを行う「シングルフリースタイル」の4種目に出場。スピードリレーとスピードスプリントで2位の好成績を収め、チーム総合でも2位となり、合計3つの銀メダルを獲得した。

大会前から足を痛めており、パフォーマンスに「不安があった」という原竹キャプテン。他国の選手たちが練習をしている姿を見るだけで自信を失いそうになったと言うが、「先に出場したスピード2種目の調子が良かったので、その勢いでフリースタイルに臨むことができた」と今大会を振り返った。

同クラブからはジャンピングシャークの他に、年齢部門の異なる4チームが出場しており、小学5年生チーム「エスポアーロンルース」が女子カテゴリーのスピードスプリントで同じく2位を獲得。同クラブの原竹純代表は、「悔しい思いをしたチームもあったが、各チームそれぞれの目標に近づけたのでは」と総括した。

桑都ダブルダッチクラブは市立第一小学校などを練習拠点としており、幼稚園児から高校1年生まで約80人が所属している。(一財)日本ジャンプロープ連合で理事などを務めている原竹純さんが代表を務める。

息の合った技を披露するメンバーら

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