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Skyfront、砂漠での活動に適した水冷式ドローン「Perimeter 8+ WC」を発売。50℃の高温環境でのドローン運用を実現

DRONE

Skyfrontは、水冷エンジンと耐熱アビオニクスを搭載したハイブリッドエレクトリック型ドローン「Perimeter 8+」のバリエーションである「Perimeter 8+ WC」が、世界中の砂漠での運用に利用できるようになったと発表した

Skyfront Perimeter 8+ WCは、最高気温50℃の最も過酷な砂漠環境で、信頼性の高いドローン運用を実現するよう設計されている。従来のバッテリー駆動のドローンは、バッテリーの劣化が早く、寿命が短くなり、バッテリー火災の危険性があるなど、高温環境では大きな課題に直面する。

同様に、ドローンの空冷エンジンもオーバーヒートする可能性がある。 Skyfront Perimeter 8+ WCは、先進的な水冷エンジンと耐熱アビオニクスによってこれらの問題に対処し、過酷な条件下でもドローン操縦者に安心を提供する。

SkyfrontのPerimeter 8+ WCは最近、ニューメキシコ州のホワイトサンズ・ミサイルレンジ米陸軍試験施設でストレステストを実施し、気温45℃(113°F)の中、日中の高高度で重いペイロードの運搬に成功した。

このドローンは、従来のマルチロータードローンでは通常不可能な高密度での運用が可能であり、様々な用途において画期的なものとなっている。SkyfrontのPerimeter 8+ WCは、過酷な環境下での高耐久性の防衛用途や商業用途に最適だという。即席爆発装置(IED)、地雷、不発弾(UXO)の探知に効果的である。

さらに、物理探査やユーティリティ、パイプライン、石油、ガス、送電線などの長い直線検査用に設計されている。Skyfront Perimeter 8+ WCは、Skyfront Perimeter 8の後付け可能なアップグレードとして利用できる。Perimeter 8は、その耐久性、ペイロード容量、航続距離には定評があり、飛行時間は5時間以上、5kgを3時間、10kgを1時間運ぶことができる。

Alchemy Analyticsのコンラッド・ライトCEOは、次のようにコメントしている。

ライト氏:Alchemy Analyticsは、先進的な無人地理空間ソリューションとサービスを提供しており、Skyfront Perimeter 8+ WCが中東の砂漠で信頼性の高い高耐久性ドローン運用を可能にし、ドローンオペレーターの安心を実現することを目の当たりにしてきました。 Skyfrontは、中東で初の水冷式ハイブリッド電気マルチロータードローンを展開できることに興奮しています。SkyfrontのPerimeter 8+ WCは、既存顧客には後付け可能なアップグレードとして、新規顧客には新しいシステムとして提供されます。

https://www.drone.jp/news/2024022216294781983.html

Skyfront

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