年末にかけて「3時間」だけでできる!「お掃除タイムアタック」!【家事掃除アドバイザー藤原千秋の新提案】
日々の天気や街のトレンド、おいしいゴハンに大人の悩み、社会の仕組み・・・1日イチ「へぇ~」なトピックスを。
新進気鋭のコラムニスト、ジェーン・スーが、生活情報や人生の知恵をナイスなミュージックと共に綴る番組。
お話を伺うのは、この番組の月1レギュラーで1400種類以上の掃除用具を使った、家事・掃除アドバイザーの藤原千秋さん!
【11月におすすめのお掃除は…エアコンの掃除、そして 粗大ゴミの処分】
エアコンの掃除
この時期にエアコン掃除をオススメする理由は、ズバリ!「エアコンクリーニングの業者が安いから」。
⇒クリーニング業者は、夏前の5~7月が一番混む時期で価格も高めになるんですが、10~11月はオフシーズンなので価格面でもお得。
⇒また、冷房の使用後は、エアコンの内部でカビが増殖している可能性もあるので、内部の複雑なところは無理に掃除しようとせず、プロにお任せしましょう!
粗大ゴミの処分
粗大ゴミの回収は、引っ越しシーズンの3月から4月、そして年末年始の時期に繁忙期を迎えるため、その時期になってから予約をしようと思うと、1~2ヵ月待たなければいけない、という事態に陥ることも珍しくありません。
⇒「これはいらないかも…」という粗大ゴミや不用品がある方は、繁忙期のこれからの時期を避ける意味も込めて、早めに行動すると、ストレスなく粗大ゴミを処分できると思います。
『時間が空いたらトライしてほしい「お掃除タイムアタック」』
これから年末にかけての時期って、どうしても慌ただしくなりがちですよね?年内に終わらせておきたい仕事が立て込んだり、クリスマスのようなイベントがあったり、帰省に向けての準備があったり・・・
とはいえ、年末、家でゆっくりするときまでには、家の中をある程度スッキリさせておきたいですよね?
そこで藤原からの新提案!「お掃除タイムアタック」です!
忙しい時期でも、急に「1時間くらい時間が空いたな~」ってことがあると思います。
今日は、そういった隙間時間ができたときに、すぐさま実践してほしい、“目標掃除時間が1時間ほど”でできるお掃除を3つをご紹介します!
1回で一気に掃除をする必要はないので、「藤原もああ言ってたし、1時間空いたからちょっと掃除してみるか」くらいの感じで取り組んでいただいて、掃除をした達成感と、年末の過ごしやすさを手に入れましょう。
「まずは、家の中で“風景になっているゴミ”を処分しよう!」
家の中で‘風景になっているゴミ’ってないですか?
たとえば、
・「いつか何かしらの機会に使うかも」と残しておいた空き箱や紙袋。
・冷蔵庫の片隅に放置されている、いつからあるのか分からない賞味期限切れの調味料。
・消臭成分が切れてるのに、なんとなくそのまま放置してしまっている、消臭ゼリーなんかが容器のなかで乾燥してカピカピになっている消臭剤、など。
まずは、そういった“そこにあることがもはや当たり前になってしまっているゴミ”を、1時間で出来る限り処分していきましょう。
家の広さや間取りなんかによって作業量は違うと思うので、まずは「1時間でできるところまで」を目安に。早く終われば、それまでで大丈夫です。
掃除の方法としては、片手に大きめのゴミ袋を3つほど持ち、それぞれ「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」「その他」のゴミを、家のあちこちを巡りつつ、その場で分別しながら袋に放りこんでいくと、非常に効率的です。
今回は、「お掃除タイムアタック」として効率を重視しているので、気にせずどんどん回収していって、あとで処理をしましょう。とにかく回収が優先です!
「懐中電灯で照らしながら、家のあちこちのホコリを掃除しよう!」
風景になっているゴミを処分できたら、次は家中のホコリを掃除しましょう!
懐中電灯で普段掃除してないような場所を照らすと、そこにあるホコリが光によってハッキリと見えるようになります。
この「見えるようにすること」がとっても重要なんです。
洗濯機の糸くずフィルターをイメージしていただけると分かりやすいと思うんですが、衣服からあれだけの糸くずが出ているように、繊維によるホコリは、掃除をしないと家の中にどんどん溜まっていきます。
体調不良の原因にもなるホコリ。このホコリを見つけるため、そして掃除したあとにホコリがなくなったことを確認するために、懐中電灯で家のあちこちを照らしながら、目標時間・1時間を目安に、掃除してください。
ホコリがたまりがちな場所は、棚の上・照明器具のような「部屋の高い場所」、ベッドの下、窓枠の溝のような「低い場所」、そして、冷蔵庫の裏・洗濯機の裏のような「モノの裏」です。
この3つのポイントを意識しながら、クイックルワイパーのようなホコリを絡めとることができる掃除器具を使って、どんどん掃除していきましょう。
ホコリの量が多い場所は、掃除機を稼働させてください。
「漬け置き掃除を活用して、お風呂場も1時間でピカピカに!」
最後は、「年末はゆったりお湯に浸かって1年の疲れを癒したい方も多いはず!」ということで、お風呂場をピカピカにします!
今回は、1時間でお風呂全体をキレイにするために「漬け置き」をします。
まずは、残り湯を追い炊きして、お湯の温度を43度から45度くらいに上げ、そこに「過酸化ナトリウム」を主成分とした酸素系漂白剤なんかを200gほど入れてください。
「残り湯は、普段そのまま流してしまっている」という方は、新規でお湯を入れながら「過酸化ナトリウム」を溶かしていくイメージ。
これであっという間に「漬け置きの洗浄液」が完成しました。あとは、バスチェアや洗面器、シャンプー・リンスを入れているラックなど、汚れの気になるものをどんどん放り込んでいきます。
この漬け置きは30分ほど放置しておくので、その間にお風呂場の天井や壁、床などを掃除しましょう。
柄の先にスポンジがついているような掃除器具をさきほどの洗浄液に浸し、そのまま天井や壁を擦って掃除するのがオススメ。
洗浄液が、天井や壁の掃除にも使えちゃうんです!
ひと通り終えて、30分が経過したら、あとは漬け置きしておいたお風呂場のアイテムたちを取り出し、そのまま天井・壁も一緒にシャワーで流して終了。
漬け置きのあいだ、風呂場の換気扇は回しっぱなしにしておいてください。
(TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)