満を持して追加キャストを一挙解禁“パンデミック”への想いを語ったコメントや場面写真も『フロントライン』
『フロントライン』の追加キャスト、特報予告&ポスター&場面写真が解禁となった。
未知のウイルスに< 最前線>で挑む姿を描く緊迫の予告
昨年12月に公開された約3分に及ぶシズルリールは、YouTubeで100万回再生を突破し、すでに大きな注目を集めている映画『フロントライン』より、今回、満を持して追加キャストが一挙解禁された。
船内で乗客たちの不安を取り除こうと必死に働くクルー・羽鳥寛子(はとり ひろこ)役には、自然体な演技と透明感のある魅力で注目を集める森七菜。
森は、「突然現れたウイルスは、世界中を悲しみと混乱の渦に陥れ、私たちの日常を一瞬で奪っていきました。大切な人を守るために、たくさんのものを失った日々。この作品は、あの日あの時、私たちの悲しみと同時にあの海の上で起きていたことです」と、全世界が経験したパンデミックを振り返り、「懸命に戦い、信じ続けた方々に大きな敬意を持ってこの作品に挑みました。どうか届きます様に」と、作品へ込めた想いを明かした。
中央テレビの報道センターのニュースディレクターとして船を追うTV記者・上野舞衣(うえの まい)役には、映画やドラマで確かな演技力を発揮する桜井ユキ。
桜井は脚本を読んだ印象について、「初めて脚本を読ませていただいた時に感じた、得体の知れない焦燥感のような感覚は忘れられません」とコメント。完成した本編を鑑賞して印象が変わったようで「完成した本編を観終えた時、それらの感覚が何だったのか、初めてしっかりと向き合えたような気がしました。演じさせていただいた上野という記者の行動は、きっと知る術もなく不安に駆られていたあの時の多くの方々の感覚に近いものがあるのではないかと思います」と、自身が演じた上野という役の感覚と、当時報道を見ていた多くの人の感覚に近いものを感じたと明かした。
6歳の息子と乗船した母親・河村さくら役には、実力派俳優の美村里江。美村は、「医学博士の夫が災害救助の仕事を長くしていたこともあり、新型コロナ関連の情報は当時まめに追っていた方だと思います。それでも今回の脚本で知ったことも多く、特に船内の模様は「人間とは何か」考えさせられました」と、脚本を読んで当時船内で起きていたことに驚いたとコメント。
本編鑑賞後には、「映る度に内容が変わって刻々と変化していく“現場感”溢れるホワイトボードにグッときました。各所の丁寧な画作りに誘導され、「あの5年前の渦中」の最深部への没入をご体験頂ける作品です」と、作品への自信を力強くコメントした。
上野(桜井)の上司で、世論を煽り過熱報道を続ける中央テレビの報道責任者・轟役には日本映画界を代表する名バイプレイヤー光石研。
完成した本編を鑑賞した光石は「試写で初めて自身の出演シーン以外を観たのですが、出演者それぞれに突きつけられる現実、選択を迫られる事態に、ハラハラさせられました」とコメント。「あの時、それぞれの場所でどんな事が起きてたのか。多くの方々に観ていただき、知ってもらいたいです」と、当時の出来事を様々な登場人物の目線で描く物語への想いを語った。
さらに、下船した乗客の隔離を受け入れる病院の医師・宮田役には、作品ごとに異なる顔を見せるカメレオン俳優の滝藤賢一が出演。
滝藤は、「自分が生きている中で、これほどのパンデミックを経験することは、後にも先にもないかもしれない。あんなに恐ろしい思いをしたのに、もう自分の中では終わっている…。忘れてしまっていることに身の毛がよだちました」と、当時を忘れかけていたことに対する恐ろしさを感じたという。そのうえで、「この作品に参加できたことは私の誇りですし、後世に残さなければならない映画だと強く感じます。」と、自身にとって大切な作品であることを明かした。
場面写真とポスターが解禁
DMATの指揮官・結城英晴役の小栗旬、厚生労働省の役人・立松信貴役の松坂桃李、DMATの実働部隊のトップ・仙道行義役の窪塚洋介、DMAT隊員・真田春人役の池松壮亮らメインキャスト4人と、今回解禁された追加キャストの場面写真も新たに解禁された。
解禁された結城(小栗)と立松(松坂)が対策本部で対峙するツーショットには、船内に残された3,711名の命を救うべく、決断を迫られる二人の姿が切り取られている。
対策本部からDMATの指揮官として船内の隊員に指示を出す結城は、船内にいる仙道(窪塚)らと共に数々な困難に直面する。一方、厚生労働省の役人である立松(松坂)は政府の立場から対応を進め、当初は結城と激しく対立するが、やがて状況の変化とともに打開策を模索していく。
さらに、未曾有の危機に直面する人々の緊迫の瞬間を切り取った特報予告、ポスターも解禁された。
『フロントライン』は6月13日全国公開