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横浜アリーナで開催、世界を席巻するヒップホップアーティストが集結する『FORCE MAGAZINE PRESENTS FORCE FESTIVAL』 Sexyy Redら出演者を紹介

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『FORCE MAGAZINE PRESENTS FORCE FESTIVAL』

2025年10月3日と4日の2日間、横浜アリーナを舞台に開催される『FORCE MAGAZINE PRESENTS FORCE FESTIVAL』は、世界を席巻するヒップホップ界のトップランカーたちが集結する、国内史上最大規模のヒップホップフェスティバルだ。豪華な顔ぶれが、横浜の夜を熱狂の渦に巻き込む。

過去三回に続き、この歴史的なイベントを彩るインターナショナルアーティストたちの中でも、ひときわ際立つフィメールアーティストを紹介する。

■Sexyy Red

Sexyy Red

セントルイス出身のラッパー、Sexyy Redは、その奔放で挑発的なリリックとキャッチーなフロウで、アメリカ南部から一気に全米へと存在感を広げてきた新世代アーティストだ。1998年に生まれた彼女は、2018年、Vanessa Carltonの「A Thousand Miles」を大胆にリワークした「Ah Thousand Jugs」で初めてバイラルな話題を呼んだ。2021年の『Ghetto Superstar』でデビューミックステープをリリースし、徐々にストリートシーンでの注目を集めていった。
彼女の本格的な躍進は2023年の「Pound Town」から始まったと言える。Tay Keithのプロデュースによるこの楽曲は圧倒的な人気を博し、TikTokを通じてバイラルヒットとなった。Nicki Minajをフィーチャーした続編「Pound Town 2」で初のビルボードHot 100入りを果たし、「SkeeYee」と共に大ヒット、セカンドミックステープ『Hood Hottest Princess』(2023年)の代表作となった。連日ナイトクラブでもプレイされ続け、Sexyy Redの存在は日本国内でも一気に認知されることとなった。
2024年にはサードミックステープ『In Sexyy We Trust』のリードシングル「Get It Sexyy」がチャートのトップ20に食い込み、彼女のソロ楽曲として最高位を記録。Drakeをフィーチャーした「U My Everything」、そしてDrake名義の「Rich Baby Daddy」にフィーチャーされることで、世界的スターとの共演を通じてその名をより幅広い層へと知らしめた。2025年に入ると、Bruno Marsとの共作「Fat Juicy & Wet」が彼女のキャリア最高のHot 100デビューを記録し、さらなる飛躍を見せている。
長年のコラボレーターであるTay Keithが生み出す、荒々しく迫力あるビートと、Sexyy Red特有の堂々としたセクシュアルな表現が重なり合うことで、現代トラップにおける唯一無二のサウンドが築き上げられている。DrakeやTyler the Creator、GloRilla、SZAといったトップアーティストとの共作も多数あり、彼女の影響力は単なるコラボレーションに留まらず、楽曲のスタイルやトレンド形成、さらにはSNSやクラブシーンでのムーブメントにまで及んでいる。
『FORCE MAGAZINE PRESENTS FORCE FESTIVAL』Day1では、Sexyy Redの圧倒的なキャラクターと楽曲が横浜アリーナを震撼させる。「Pound Town」「SkeeYee」「Get It Sexyy」「U My Everything」「Rich Baby Daddy」「Fat Juicy & Wet」といった代表曲がもしセットリストに含まれれば、会場は彼女独特のエネルギーに包まれることだろう。同じDay1に出演するCentral Ceeとは2025年の「GUILT TRIPPIN」での共演で既に息の合ったケミストリーを証明しており、サプライズコラボレーションの可能性も秘めている。生々しいリリックと圧倒的な存在感で、観客に忘れがたいインパクトを与える一夜となるに違いない。

■Latto

Latto

アトランタが生んだ次世代の女性ラッパー、Lattoは今、ヒップホップシーンで最も注目を集める存在の一人だ。1998年生まれの彼女が音楽業界に足を踏み入れたのは、わずか16歳でLifetime「The Rap Game」を制したときのこと。しかし真の転機は、勝利の副賞であるJermaine DupriのSo So Def Recordingsとの契約を敢えて辞退し、独立アーティストとしての道を歩むことを決意した瞬間にあった。この大胆な選択こそが、現在の彼女の成功の礎となっている。
Miss Mulattoとして活動を始めた初期から、彼女の楽曲は常にオーセンティックなサウザンスピリッツに貫かれていた。2019年リリースの「Bitch From da Souf」では、そのタイトルが示す通り南部の誇りを全身で表現し、ストリートからクラブまで幅広いシーンで愛され続けている。この楽曲がHot 100入りを果たしたことで、業界は彼女の実力を本格的に認識することとなった。
転換点となったのは2021年の「Big Energy」だ。Tom Tom Clubの名曲「Genius of Love」を巧妙にサンプリングしたこの作品は、ノスタルジックなファンクとモダンなトラップビートが見事に融合した傑作として、チャートを駆け上がった。楽曲の持つキャッチーさとLattoの磨き抜かれたフロウが化学反応を起こし、彼女をメインストリームへと押し上げる原動力となった。
2023年にはグラミー賞Best New Artistにノミネートされるなど、業界からの評価も確固たるものとなった。同年、BTS JungKookとの「Seven」でのコラボレーションにより全米1位を獲得し、ヒップホップシーンを飛び出しグローバルなフィールドでもその実力を証明した。そして2024年のアルバム『Sugar Honey Iced Tea』では「Sunday Service」や「Big Mama」といった新章を開く楽曲群を発表。特に「Sunday Service」はゴスペルの要素を取り入れながらもヒップホップのグルーヴを失わない、彼女の音楽的成熟を象徴する作品として話題を集めた。進化し続けるアーティストとしての姿勢を印象づけている。
『FORCE MAGAZINE PRESENTS FORCE FESTIVAL』Day2のステージに登場するLattoは、単なるラッパーではなく、一人のエンターテイナーとして完成された存在だ。「Big Energy」のグルーヴに会場が一体となる瞬間、「Bitch From da Souf」のアグレッシブなエネルギーが横浜アリーナを包み込む光景が目に浮かぶ。「Put It On Da Floor Again」の重厚なビートが響けば、その圧倒的な存在感で会場を支配することだろう。最新作からの楽曲も織り交ぜながら、彼女がどのようなパフォーマンスで日本のオーディエンスを魅了するのか─その答えは、フェスティバルの夜に明かされる。

これほどの豪華ラインナップが一堂に会する瞬間は、まさに奇跡と言っていいだろう。こんな機会は二度と訪れないかもしれない。日本のヒップホップフェスティバル史に深く刻まれるであろう『FORCE MAGAZINE PRESENTS FORCE FESTIVAL』。体感できるチャンスを逃してはいけない。

Written by DJ SHUNSUKE

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