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聴覚障害者協会が50周年 式典に市長ら150人

タウンニュース

八王子市聴覚障害者協会のロゴマーク入り懸垂幕のもと行われた記念式典=同協会提供

八王子市聴覚障害者協会(宮本一郎会長)が昨年12月15日、京王プラザホテル八王子(旭町)で創立50周年記念式典を開いた。会員や来賓ら約150人が出席し、半世紀にわたる活動を振り返るとともに、今後の発展を願った。

同協会は、八王子市や周辺地域の当事者で構成されている。会員は聴覚障害者、健常者あわせて約200人。コミュニケーションのほとんどは手話で、当事者と手話関係者の交流行事を行ったり、市民向けに手話講習会を開催し手話の普及を図るなど、聴覚障害者への理解促進や情報保障の充実などを目的に活動してきた。

「今後も協力を」

記念式典には初宿和夫市長をはじめ、八王子市議会の鈴木玲央議長、八王子市社会福祉協議会の赤澤将会長などが出席。

宮本会長が登壇し、歴代の会員たちを「先輩」として謝意を表すとともに、会場の出席者に向け「今後も聴覚障害者への理解啓発活動に協力してほしい」とあいさつした。また、余興として東京都練馬区聴覚障害者協会の「だいこん連」が阿波踊りを披露。トークショーなども行われた。

同協会の主な活動場所は、八王子市心身障害者福祉センター(台町)など。活動は他にも、手話講習会など八王子市関連企画への協力や、八王子市障害者差別禁止条例に関する取り組みの実施、災害が発生した際の聴覚障害者の特性に合った「自助・共助・公助」を確立することなどを挙げている。同協会の上部組織には(公社)東京都聴覚障害者総合支援機構、東京都聴覚障害者連盟、(一財)全日本ろうあ連盟があり、同協会はその傘下の協会でもある。

「だいこん連」による阿波踊り

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