歌い継ぐ混声合唱 「ロンド」定期演奏会 22日に名張で
劇団員とコラボも
混声合唱団「ヴォーカルアンサンブルロンド」が、12月22日午後2時から三重県名張市松崎町のadsホールで「第12回定期演奏会」を開く。入場料は1000円(当日券200円増)、高校生以下無料。
演奏会のテーマは「空を見上げて想いを馳せて」。演目の「キラキラ星で世界旅行!」では、メロディーに乗せフランス、スペインなど8か国の音楽様式にアレンジして歌い継ぐ。
ソプラノ独唱と混声合唱のための交声曲「平和への祈り」では、同合唱団の指揮者でオペラ歌手でもある久保田道子さんの独唱と合唱団のコーラスが平和への願いを歌い上げる。同曲の作詞者、山岸千代栄さんを特別ゲストに迎え、作曲家の大中恩さんとの曲作りについての思い出を語ってもらう。この他、「混声合唱とピアノのためのクリスマスの歌 14の賛美歌による」などを歌う。
久保田さんは「世界の情勢が不安定な中、時には空を見上げ、平和を祈りながら静かにクリスマスを迎えたい、との思いで選曲した」と話す。演奏会には伊賀地域で活動する「劇団トリニティ」もゲストに迎え、12人の劇団員とのコラボで舞台を盛り上げる。
同合唱団は今年で発足19年目。現在、40代から80代の32人が毎週木曜の午後1時から同3時まで、同市下比奈知の比奈知市民センターで練習している。入団15年目の安部紘二さん(79)は「本番では、お客さまに私たちの心が伝わるよう歌い切りたい」と話した。
問い合わせは団長の本多さん(090・6764・0797)へ。