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「おならが出ると便が出るから…」突然変わった父の生活。大腸がんと向き合った壮絶な日々【体験談】

シニアカレンダー

定年退職してからも、よく会社仲間と飲みに出かけていた父ですが、あるときから「おならが出ると便が漏れることがあるから」と、出かけなくなりました。そんな私の介護体験談です。

父の不調に嫌な予感

私は独身でフルタイム勤務をしながら、両親と3人暮らしをしていました。父の体調の変化を見て、とても嫌な予感がした私。父に病院へ行くよう促しました。

しかし父は、おしりを診てもらうことになること、また病院自体も行ったことがほぼないため抵抗し続けましたが、無理やり連れ出して診てもらった結果、大腸がん(直腸がん)のステージ4で進行している状態でした。

入退院を繰り返す父

その後、父は初めての手術でがんを切除し、人工肛門(ストーマ)を造設しました。がんは切除しきれなかった部分もあったので、それ以降は手術のため入退院を繰り返しながら、自宅でも介護が始まりました。

壮絶な闘病を経て

亡くなる2カ月前には自宅での介護が難しい段階になったため病院に入院し、私は面会に通っていました。父本人もとてもつらい年月だったと思います。病院嫌いで怖がりにもかかわらず、何度も入退院しながら手術をし、とても頑張った2年間でした。

最期は病院でみとりましたが、本人もこれで痛みなどから解放されてよかったのではないかと思いました。

まとめ

親が大病になること、介護すること、亡くなること……これらを経験して言葉では言い尽くせないほど大変な毎日で、フルタイム勤務している人や面倒を見る人がいない家庭だと、介護などは本当に過酷であり、もっと行政の手助けが必要だと強く感じる部分も。精一杯どれだけやり切っても、「ああしてあげればよかった」など、後悔はどうしても残るものだということも感じました。

著者:南川かよ/40代女性・主婦

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/里村仁志先生(里村クリニック院長)

消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

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