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恐るべき名家・旧家の嫁の実態 #11「逃げた人」

ウレぴあ総研

名家、旧家と言っても、名家は“社会的に貢献をした人物”を輩出している家。名声を得ており、視点は常に外に向かっています。

一方、旧家は土地に密着しており、代々長く続く家。自分の家や血筋を守ることが目的で、視点の方向は内側です。

この二つは似ているようで異なっていますが、「家を受け継いでいく」という考えは同じです。

一般家庭に育った人にとっては「名家? 旧家? そんな旧態依然な家なんてあるの?」という感じですが……。

妻は身を粉にして働き、家に尽くす。ただただ、家の名誉と存続だけが使命なのだそう。ヒエ~恐ろしや。

今回は、そんな“一般家庭からかけ離れた家”のエピソードをご紹介します。

「夫のことは愛していたけれど、旧家に入るのは絶対イヤだったので、『妊娠したら家に入る』『子供が小学校に入る前に家に入る』『おばあ様が亡くなったら入る』『子供を転校させたくないので、区切りのいい時期に』と、それを繰り返すうちに連絡も減り、同居せずにすみました。

陰でブツブツ言われていたとは思いますが、気にしないでいました。

夫も私の意見に流されるタイプだったから、逃げられたのかもしれません。でも、最初のうちはなんとなく同居したいような雰囲気は出していました。だんだんそれもなくなりましたが。

あれから29年。義父と義母は高級の老人ホームへ入居。文句を言う親戚も、すでにこの世を去っています。逃げ切りました」(57歳・女性・北関東)

この方の場合、のらりくらりとかわしていただけではなく、ことあるごとに「私は気が強い」と夫にアピールし、たまに行く義実家で物事をズバズバ言うようにして「怖い嫁」とイメージを植え付けたのだとか。

旧家・名家といえども、そもそも夫は「絶対に同居する」というつもりはなく、なんとなく同居する感じになっていた…ということもあるよう。

やはり結婚のときに、人生計画について話し合っておくべきかと思います。

(ハピママ*/たえなか すず)

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