浦賀奉行所跡地 発掘調査を一般公開
幕末に江戸湾の海防役を担った浦賀奉行所の跡地(西浦賀5丁目)の発掘調査を続けている横須賀市は3月1日(土)、調査の様子を一般公開する見学会を実施する。
浦賀奉行所は伊豆・下田にあった奉行所が浦賀に移転され1720年に開設。江戸湾を出入りする船舶を検査する「船改め」や海難救助、地方役所としての仕事などを担い、江戸を防備する海防の最前線として、重要な役割を果たしていた。1966年頃から住友重機械工業株式会社の社宅として跡地が使われていたが、老朽化などを理由に2017年に更地の状態で市へ寄贈が行われた。以来、市は活用方法を模索してきた。
今回は18・19年に続く3次調査。これまで陶磁器や瓦、当時の貨幣「寛永通宝」などが出土している。
時間は午前11時から正午、午後1時から3時。申込不要で無料。雨天中止。当日の開催可否は市コールセンター【電話】046・822・4000。