「ここが日本だなんて…」さいはての〝最強・映えスポット〟誕生のヒミツって?【北海道の絶景】
「宗谷丘陵」は、宗谷岬の南側に広がる、なだらかな丘陵地帯です。
アップダウンが続くその丘に、美しい「白い道」があります。
緑の草原と、青い空しか見えない大地に、スラリと伸びる1本の「白い道」は、北海道の北部を訪れる人々を魅了してやまない、まさにさいはての、最強の映えスポットとして知られるようになりました。
近くで見ると、〝白のヒミツ〟は、細かく砕かれた、ホタテの貝殻を敷きつめたものだということがわかります。
宗谷地方の特産物のホタテですが、その貝殻は、産業廃棄物にしかならない〝やっかいもの〟でした。
2011年、当時の市職員らが、未舗装路に、砕いた貝殻をまいてみては?というアイデアからこの「白い道」が生まれました。
もちろん〝生臭さ〟はありません(笑)
貝殻が敷きつめられた道は、想像以上にクッションが効いていて歩きやすく、その足もとから地平線に目を上げると、「ここって日本?」と感じてしまうほどの、美しい抽象画のような風景がどこまでも続きます。
2025年9月21日 「北海道ドローン紀行」にて放送
撮影:DRONE/47 HIROYUKI.YAMAZAKI(深川市 在住)
音楽:HBCジュニアオーケストラ