『ウルフズ』劇場公開されるはずだった日を迎える ─ ジョージ・クルーニー「もっと広い公開になればと願いましたが」
『オーシャンズ』シリーズのジョージ・クルーニーとブラッド・ピットの再タッグとなる新作映画『ウルフズ』は、本日2024年9月20日より日米同時公開となる予定だったが、日本では劇場公開が中止となってしまった。本国アメリカ・ロサンゼルスで開催されたプレミア上映にて、クルーニーが現時点での率直な想いを述べている。
本作『ウルフズ』は、ともに一匹狼のフィクサーであるニック(ピット)とジャック(クルーニー)が同じ仕事に任命される様を描くアクションコメディ。トム・ホランド主演『スパイダーマン』シリーズのジョン・ワッツが監督を務め、クルーニーは本作を「R指定の『オーシャンズ』シリーズのよう」とてワッツを讃えていた。製作は米Apple、米配給はソニー・ピクチャーズが手掛けている。
公開に先んじて早くも続編製作が決定するほどの話題作にも関わらず、本国ではリリース戦略を大幅に。9月20日より1週間限定で劇場公開され、その後9月27日よりApple TV+で配信される運びとなり、大規模な劇場公開から一転、限定公開へと切り替わった。
ほどなくして日本配給のソニー・ピクチャーズは、9月20日の公開予定を取りやめるとした。すでに日本国内では劇場での予告編上映が行われていたタイミングで、前代未聞の事態となった。
その後、27日よりApple TV+での全世界独占配信が。ヴェネツィア国際映画祭でワールドプレミアを迎えた際も、クルーニーは大規模リリースになっていればよかったと胸の内を吐露している。
現地時間9月18日にはアメリカ・ロサンゼルスにてプレミア上映が開催された。クルーニーは率直な想いや抱負をに語っている。
「少しでも劇場公開ができることになって嬉しいです。もちろん、より広い公開になればと願っていましたし、そうなるように解決策を見出そうとしてきました。今は私たちの業界における革新的な時期なので、乗り越えるには時間がかかりましたが、乗り越えてみせます。」
縮小公開となったが、やはり大規模な公開にしたかったというのが本音だろう。予定されているという続編こそは、日本でも劇場公開となることを願うばかりだ。
『ウルフズ』は2024年9月27日よりApple TV+で配信。
Source: