「自分は幸せ?」北海道で一番「幸福度」が高いマチは4年連続で…その理由も
毎年恒例の、北海道に住む人たちの“幸福度ランキング”が発表されました。
『あなたは、どんなマチに住みたいですか?』
そう聞かれたら、あなたはいったい、何を基準にして選びますか?
札幌でたずねてみると…
30代夫婦(札幌市厚別区)
「子どもが安心して遊べるようなところ」
「治安はやっぱり大事。あと、ちょうどいい都会と田舎が混ざっているところ」
20代男性(札幌市豊平区)
「釧路から出てきたんですが、『この区は治安がよくない』などを教えてもらって決めた。マチの生活が不安で、親と話して決めました」
20代女性(当別町)
「子どもを安心してマチに出かけさせられる治安のよさ。住んでいる人の人柄のよさもいいし、意外と何でも揃うので、生活の不便さがない」
ちなみに2023年の1位は、上川地方の東神楽町で3年連続。
これに東川町、安平町が続き、札幌でトップ10位に入ったのは、厚別区だけでした。
これにはある「傾向」があると、麗澤大学の宗健教授が教えてくれました。
「住宅供給がある程度あって、新しく移り住んでくるファミリー世帯が多い場所が、幸福度が上がってくる傾向がある」
2024年の最新版のランキングはいったいどうなっているのか。あなたが“キニナル”あのマチは入っているでしょうか…!## 北海道版『街の幸福度ランキング』
調査・集計をしている、不動産大手の大東建託によりますと、この“幸福度”とは『自分が幸せかどうか?』を10段階で評価してもらい、その回答の平均を数値化したものです。
札幌からは【厚別区】と【清田区】がランクインです。
2023年に続きランクインした【札幌市厚別区】は、郊外の住宅開発も進んでいて、家族連れで住んでいる人が多いことが理由としてあげられるということです。
トップ3は、3位が【安平町】、2位が【東川町】、そして、堂々の1位は【東神楽町】となりました。
2024年のトップ3は2023年と同じで、【東神楽町】は4年連続の1位です。
【東神楽町】は、旭川のベッドタウンとして家族連れが住んでいて、幸福度が上がりやすいということが理由にあげられています。
そして2位の【東川町】は家具や写真など、マチづくりに特徴があって、移住してきた人が多いため、自分が暮らすマチを誇りに思っている人も多いということです。
また3位の【安平町】は、地域のコミュニティの中で静かに暮らすことに、幸福を感じている人が多いのでは、と分析されています。
とはいえ、幸福のはかり方は1つではなく、人それぞれ。
北海道内にある179市町村のどこのマチであっても、そこで暮らす人にとって“わがマチが一番”と、誇りに思えるような場所であってほしいと思います。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年11月13日)の情報に基づきます。