新潟市が”顔認証バス決済”を支援 AI活用で実証3年連続採択
新潟市はこのほど、2025年度の「デジタルイノベーション創出推進補助金」の対象として、株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス(東京都)が推進する「クラウド型モビリティマルチ決済システム実証事業」を採択した。
本事業では、AIカメラによる顔認識技術を活用し、乗降時に操作を必要としない「ウォークスルー決済」の実用化を目指す。あわせて、車内で取得する乗降データ(ODデータ)を運行計画の見直しや運賃収受業務の省力化に活用し、バス事業者の課題解決につなげる。
新潟市は2023年度以降、同社の実証に対し継続的な支援を行っており、今回で採択は3年連続となる。これまで市内の路線バスを用いた実験では、カメラ設置位置や画像処理の最適化などを通じて、顔認証の精度向上に取り組んできた。
新潟市は、将来的な自動運転車両への展開や、公共交通の利便性向上・持続性確保に向け、民間との連携によるデジタル技術の実装を推進していく。
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