ソフトバンク大津亮介とロッテ中森俊介、期待の右腕が今季最終戦でアピールできるか
ロッテ戦5戦3勝4QSの大津亮介
パ・リーグを制覇したソフトバンクは、4日のロッテとの今季最終戦(みずほPayPay)に大津亮介が先発する。2年目の今季は18試合に登板して6勝7敗、防御率3.02。22日の楽天戦以来、中11日のマウンドとなる。
ロッテ戦は5試合で3勝2敗、防御率2.27。5試合中4試合はクオリティスタート(6回以上自責点3以下)を記録している。とはいえ、14打数6安打1本塁打のソト、8打数3安打1本塁打の藤岡裕大、12打数4安打の岡大海らに対しては警戒が必要だ。
内容次第ではクライマックスシリーズの先発を任される可能性もある重要なマウンド。9月29日の日本ハム戦で育成出身の2年目左腕・前田純が6回無失点と好投してプロ初登板初勝利を挙げるなど、チーム内の競争は激化している。球界でも珍しいワンシームを投げる大津は、多彩な変化球を駆使してシーズン最終戦でアピールできるか。
二軍で6勝の中森俊介
一方、クライマックスシリーズ進出が確定したロッテも今季最終戦。明石商高から2020年ドラフト2位で入団した中森俊介が先発する。
今季、一軍では4試合の登板にとどまっているが、二軍では14試合登板で6勝をマーク。9月24日のイースタン・リーグ巨人戦から中9日での登板だ。
ソフトバンク戦は7月17日に2番手で登板し、3回5安打2失点で逆転を許して負け投手。来季につなげるためにも優勝チームを封じ込んでアピールしたい。ソフトバンク大津と同様、22歳の右腕にとっては重要な一戦だ。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
中日・梅津晃大-DeNA・濵口遥大(バンテリンドーム)
【パ・リーグ】
楽天・藤井聖-西武・隅田知一郎(楽天モバイル)
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記事:SPAIA編集部