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平塚市立土屋幼稚園 61年の歴史に幕 閉園を惜しむ声も

タウンニュース

約80人が参列した閉園式

平塚市立土屋幼稚園(原藤真之園長)の閉園式が3月18日に行われた。この日に卒園を迎えた園児5人をはじめ、職員や卒園生、地域住民ら約80人が見守る中、61年の歴史に幕を下ろした。

土屋幼稚園は1964年に開園。平塚市内で4番目の公立幼稚園として、市西部地域の幼児教育を支えてきた。

市は2017年、公立幼稚園の運営について願書の提出が5人未満の場合には、その年の入園を休止するという規則を設置。同園は24年度の入園募集を行ったところ、願書の提出者が3人だったことから、入園休止となり、今年度末での閉園が決まった。

閉園式では、開園から現在までを振り返る動画「ありがとう土屋幼稚園」を上映したほか、卒園児5人が「土屋幼稚園大好き」と伝える場面もあった。動画上映では昔を懐かしみ、目頭を押さえる来場客の姿が多く見られた。

同園では、今年度のテーマを「だいすきつちやようちえん―61年間のつながりに感謝を込めて―」をテーマに、園開放や地域交流を実施。園開放には約200人の卒園生が来園し、閉園を惜しんだ。親子2代で同園に通ったという鈴木美幸さんは、「四季を感じながら、保護者も一緒に行事をつくり上げる園。園を残すために、友人に声をかけたりして園児を探してきたので、閉園するのは寂しい」と肩を落とした。

原藤園長は「ここで過ごした日々は多くの方々にとって、かけがえのない思い出として心に刻まれていることと思います。土屋幼稚園は地域の皆さまの温かさに支えられ歩みを続けてきました。心から感謝申し上げます」と謝辞を述べた。

27年度には公立園(仮称)土沢認定こども園が吉沢公民館(上吉沢)の隣地で開所する予定という。

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