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寺尾みどり幼稚園 いのち題材に「大きな絵」 大阪・関西万博で展示

タウンニュース

静脈や動脈などを絵具や絞り染めで表現し、完成させた5m四方の大きな絵

寺尾みどり幼稚園(多摩区/小塚麻衣園長)の園児が、大阪・関西万博の会場内で8月に展示される「世界一大きな絵」の制作に、県代表として取り組んだ。

これは、特定非営利活動法人アース・アイデンティティー・プロジェクツ(東京都)が主催するプロジェクト内での取り組み。世界中の子どもが5m四方の布に描いた絵を合わせて一枚の大きな作品を完成させることで、平和に対する意識を育てることを目的とし、五輪など世界規模のイベントに合わせて行われている。今回は「世界一大きな絵EXPO2025」として、「いのち」を題材に、大阪・関西万博で実施される。

同園では、年間行事として、年長児を中心に3学年で協働して制作活動に取り組む造形展を行っている。23年度には「妖怪の世界」をテーマに、張りぼてや、段ボールパネルなどを作った。

この取り組みを動画サイトなどで発信すると、同法人の目にとまり、パリ五輪のタイミングで行われた「世界一大きな絵2024PARIS」に参加することに。子どもたちは、造形展で作った立体物を生かして大きな絵を完成させた。その後、作品はパリ日本文化会館などで飾られた。

観察突き詰めて

そうした経緯もあり、同園は今回の企画にも参加。造形展のテーマを「体の中の世界」としていたことから、同法人から届けられた1m×5mの布5枚それぞれに「血管」を表現した。

布を組み合わせる際には、いのちにまつわる童謡『手のひらを太陽に』をモチーフに、中心を丸くくり抜き、太陽の要素もプラス。その周りに歌詞に出てくるミミズやカエルなどの生物を加え、作品を完成させた。

小塚園長は「しっかり聞いて、じっくり見るという教えのもと、子どもたちは血管や生き物の観察を突き詰めてくれた。多様な視点を持つ機会になればうれしい」と力を込めた。

6月には沖縄県に各都道府県から代表作品などが集まる。それらが合わさり「世界一大きな絵」が完成する予定。

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