開幕迫るMotoGP、2025のライダーラインナップを総まとめ! ドゥカティのファクトリーチームに昇格のマルク・マルケスは王者を狙えるのか? 日本人ライダー小椋藍にも注目! 〈MotoGP〉
2025シーズンのMotoGPライダーラインナップまとめ
遂にMotoGPの2025シーズンがタイグランプリ(2月28日~3月2日)から開幕する。改めて今シーズンのライダーラインナップを確認してみよう。11月20日、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)は2025年シーズンのロードレース世界選手権における暫定エントリーリストを発表した。MotoGPクラスは11チーム22名となる。
ドゥカティ
フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)
マルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)
フェルミン・アルデグエル(グレシーニ・レーシングMotoGP)
アレックス・マルケス(グレシーニ・レーシングMotoGP)
ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)
フランコ・モルビデリ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)
アプリリア
ホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)
マルコ・ベツェッキ(アプリリア・レーシング)
ラウール・フェルナンデェス(トラックハウスMotoGPチーム)
小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)
KTM
ブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)
ペドロ・アコスタ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)
マーベリック・ビニャーレス(レッドブルKTMテック3)
エネア・バスティアニーニ(レッドブルKTMテック3)
ヤマハ
ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)
アレックス・リンス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)
ジャック・ミラー(プリマ・プラマック・ヤマハ)
ミゲール・オリベイラ(プリマ・プラマック・ヤマハ)
ホンダ
ジョアン・ミール(ホンダHRC)
ルカ・マリーニ(ホンダHRC)
ヨハン・ザルコ(カストロール・ホンダLCR)
ソムキァット・チャントラ(イデミツ・ホンダLCR)
2025年のMotoGPクラスはドゥカティが6台、ホンダ・アプリリア・ヤマハ・KTMがそれぞれ4台体制で参戦し、計22台のラインアップとなっている。ルーキーライダーとしては、2024年シーズンのMoto2王者に輝いた小椋藍、ソムキャット・チャントラ、フェルミン・アルデグエルの3名が最高峰クラスへ昇格を果たした。
また今シーズンはライダーの移籍も多く、継続参戦19名のうち約半数の9名が新たなチームで参戦する。ドゥカティでは、マルク・マルケスがファクトリーチームのドゥカティ・レノボ・チームに昇格。フランコ・モルビデリはプルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チームに移り、引き続きドゥカティ・ディスモセディチGPを走らせる。グレシーニ・レーシングMotoGPは、アルデグエルを迎え入れた。
アプリリアは、ファクトリーチームの「アプリリア・レーシング」には2024年MotoGP王者のホルヘ・マルティンが加わる。新加入のマルコ・ベツェッキとともに2025年シーズンを戦う。Moto2チャンピオンの小椋は、サテライトチームの「トラックハウスMotoGPチーム」からラウル・フェルナンデスとともにMotoGPデビューイヤーを戦う。
KTMは、ペドロ・アコスタが「レッドブルKTMファクトリー・レーシング」に昇格。ベテランライダーのブラッド・ビンダーとともに参戦。サテライトチームであるテック3は、2024年まで「レッドブルGASGASテック3」として参戦していたが、KTMのブランド名の再編成を受けて「レッドブルKTMテック3」に名称を変更。2025年から新たに加わるマーベリック・ビニャーレスとエネア・バスティアニーニが、ファクトリー仕様の「KTM RC16」を走らせる。
日本メーカーのヤマハは、2025年より3年ぶりの4台体制となる。「プリマ・プラマック・レーシング」が新たにヤマハ陣営に参戦。ジャック・ミラーとミゲール・オリベイラをラインナップに、サテライトチーム「プリマ・プラマック・ヤマハ」として参戦する。ファクトリーチームである「モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム」に変更はない。
ホンダでは、30年間続いたレプソルとのパートナーシップが終了。暫定的にファクトリーチームは「ホンダHRC」として登録されている。そして、インディペンデントチームの「イデミツ・ホンダLCR」は、中上貴晶のフル参戦終了に伴い、チャントラが新たに加わる。「カストロール・ホンダLCR」のヨハン・ザルコに変更はない。