食事量は大人の2倍! ビッグなペンギンのヒナが話題に(豪)
オーストラリアの水族館にて飼育されているペンギンのヒナが、SNSで注目を集めている。フワフワの茶色の羽毛に覆われたペンギンのヒナは生後約9か月を迎えたが、すでに成体のペンギンに匹敵するがっしりとした体格を持ち、食欲も旺盛で、エサの魚を成体の倍の量食べるほどだ。米ニュースメディア『People.com』などが、可愛らしいペンギンの詳細を伝えた。
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話題のペンギンのヒナが飼育されているのは、豪ビクトリア州メルボルンにある水族館「SEA LIFE Melbourne」だ。“ペスト(Pesto)”と名付けられたこのペンギンのヒナは、オウサマペンギン(King penguin)という種類のペンギンだ。
ペストはヒナ特有の茶色の羽毛に覆われているためまだ幼く見えるが、生後9か月を迎え、非常に順調に成長している。体重は約21キロとなり、育ての親ペンギンである、“ハドソン(Hudson)”と“タンゴ(Tango)”を合わせた体重に匹敵するほど大きく成長した。このペストの大きさは同水族館史上、最大のサイズだ。
ペストはその立派な体格を作り上げるためか、非常に食欲旺盛だ。生後6か月の時点で、一日平均25匹もの魚を食べていたと言い、これは他の成体のペンギンが食べる量の約2倍に相当する。
とてもヒナとは思えないほどのサイズになったペストの生物学上の父親は、同水族館で最高齢かつ最大の個体である“ブレイク(Blake)”であり、ペストのその大きさは遺伝的な要素も関係しているのかもしれない。
これからの成長が楽しみなところではあるが、ペストはもうすぐ羽が生え変わって成体となるため、成長は止まると予想されている。飼育員のミカエラ・スメールさん(Michaela Smale)は、「成体のオウサマペンギンの平均体重は11~15キロですので、ペストもスリムになって、15キロくらいに落ち着くのではないかと考えています」と話した。
ペンギンは見た目だけで性別を判断することができないため、血液検査を行って確かめる必要がある。血液検査の結果を受け取った同水族館では今月9日、ペストの性別をお披露目する“ジェンダーリビール”を行った。
当時の様子を撮影した動画には、ペンギンの飾りが乗った可愛いケーキが映っており、大勢が見守る中でケーキを切り出された。スポンジの間のクリームの層は青くなっており、ペストが雄であることが分かると、周囲からは歓声が上がった。
この動画がInstagramやTikTokへ投稿されると、TikTokでの再生回数は68万回を超えた。コメント欄には、「どうやってここまで大きくなったんだ」「卵も大きかったのかな」「大げさでもなんでもなく、ペストに抱きしめられた人はみんな救われると思う」「キングの名にふさわしいね」「大人になったらどんな姿になるのか楽しみだ」など、ペストの大きさに驚く声や、可愛らしい姿に虜になった人々からコメントが寄せられた。
なお昨年7月には米テネシー州の動物園にて、網目模様のない全身茶色のキリンが誕生し、珍しい姿に驚きの声が集まっていた。
画像は『SEA LIFE Melbourne Instagram「We had a super exciting gender reveal for our baby King Penguin Pesto this week who is a boy」「Pesto the penguin has just broken a record at @sealifemelbourneaquarium becoming the centre’s biggest ever chick weighing in at 20kg!」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)