【新潟初】ドライバー不足と環境負荷に対応 亀田製菓と新潟輸送がダブル連結トラック運行開始
亀田製菓株式会社と新潟運送株式会社による出発式(リリースより)
亀田製菓株式会社(新潟市江南区)とグループ会社の新潟輸送株式会社(新潟市中央区)は、持続可能で効率的な物流の実現に向け、新潟県内で初めて新潟―関東間の「ダブル連結トラック」を活用した共同配送の定期運行を6月12日に開始した。出発に先立ち、新潟輸送本社で運行出発式が開かれた。
出発式には、亀田製菓執行役員SCM部長の堀田弘幸氏、新潟輸送代表取締役社長の柴田俊雄氏ら関係者18人が出席し、安全祈願が執り行われた。
運行出発式の様子(リリースより)
ダブル連結トラックは、新潟から関東に亀田製菓の菓子を輸送するとともに、関東から新潟には菓子およびパレットなどを輸送する予定。現在、新潟輸送本社と関東広域センター(埼玉県所沢市)間の配送には大型トラックを使用しているが、その一部をダブル連結トラックに切り替える。
ダブル連結トラックは、大型トラック2台分の貨物を1台で輸送できるため、ドライバー1人で運べる物量が約2倍となり、ドライバー不足の解消につながるとされる。また、同じ重量の輸送であれば、通常の大型車両に比べて約40%のCO2排出量を削減できる見込みで、環境負荷の低減にも貢献するとしている。
新潟輸送の柴田社長は「ダブル連結トラックは、ドライバーの省人化につながるため、物流業界の課題であるドライバー不足への1つのソリューションとなる。まずは新潟―関東間からスタートし、将来的にはその他の拠点への配送にも導入を検討していきたい」と述べた。
【関連サイト】
亀田製菓Webサイト
The post【新潟初】ドライバー不足と環境負荷に対応 亀田製菓と新潟輸送がダブル連結トラック運行開始first appeared on新潟県内のニュース|にいがた経済新聞.