伊賀七福神めぐり スマホ手にスタンプラリー 「満願の証」も
三重県伊賀市内にある七福神ゆかりの7社寺を訪れ、独自の朱印を集める「伊賀七福神めぐり」が、スマートフォンを使ってスタンプを集める「デジタルスタンプラリー」として新たに始まった。7か所全てを集めると、「満願の証」として記念画像がもらえる他、抽選で朱印の色紙が届く。
伊賀七福神めぐりは2022年に始まり、七福神のイラスト印が押せる色紙や、印のデザインをあしらったオリジナル朱印帳も作成。コロナ禍でも、各地の社寺を参拝して朱印を求める人たちに人気を博してきた中で、新たな企画として市の補助金を活用してウェブサイトの整備などを進めてきた。
参加するには、各社寺などに設置されたちらしやポスターに記載のQRコードを読み取り、専用ウェブサイト(https://iga7fukujin.wixsite.com/home)からアップル、グーグル、LINEいずれかのIDでログインし、カメラアプリでそれぞれのスタンプを集める。利用は無料だが、通信料は別途必要。
参加している社寺は▽恵美須神社(上野恵美須町)▽岡八幡宮(白樫)▽西蓮寺(長田)▽常住寺(同)▽常福寺(古郡)▽新大仏寺(富永)▽佛土寺(東高倉)。デジタルスタンプラリーの開始に伴い、市内各地の回遊を促進する取り組みとして、市街地の「伊賀七福神商店街」と同じデザインののぼりを作成し、PRしている。
伊賀七福神めぐりの代表を務める西蓮寺の山本純裕住職(75)は「朱印帳に加えてデジタルスタンプラリーが始まり、これまで以上に老若男女に楽しんでいただけると思う。伊賀の観光の一つとして、さまざまな神社や寺院があることや、それぞれにある歴史や文化を知ってもらえたら」と期待を込めて参加を呼び掛けていた。
問い合わせは、伊賀七福神めぐり事務局(0595・38・1016=常福寺)へ。