【えっ】クオカードをもらったので使おうとしたら…驚愕の事実が明らかになる
懸賞や景品、キャンペーン特典などでよく出てくるギフト券の「QUOカード」。
「アンケートに答えてくれた方の中から抽選で〇〇名に500円分のクオカードプレゼント!」だとか「契約特典としてクオカード5000円分贈呈」とかでよく名前を見る。
先日、夫の父から5000円分のQUOカードをもらった。1000円くらいならコンビニで使ってしまうのだが、5000円分とはちょっとした大金である。
せっかくだし洋服とか家電の支払いにプラスするか、ちょっと美味しいものでも食べよう……と思って、QUOカードが使える店を調べたのだが……ほ、ほえええええ!?
・使える店は6万店、だがしかし
支払いにクオカードが使える店は全国に6万店あるという。
全国に6万店というと、めちゃくちゃ多いように感じる。チェーン系のスーパーとかデパート、家電量販店とかなら当たり前に使えるんだろうな、と思いながら公式サイトの使えるお店の一覧を見てみると……
まず、コンビニはセブン、ローソン、ファミマの大手からデイリー、セイコーマートなどで使える。このあたりはテッパンって感じだな。だけど、コンビニでお菓子とか買うんじゃなくて、もうちょっとちゃんと買い物したいなと思って他のカテゴリを見ると……
すでにドラッグストアから雲行きが怪しくなる。全国大手で使えるのはほとんどマツキヨのみ。
そのほかに店舗が多いセイムスは8店舗、ドラッグストアスマイルに至っては2店舗限定! 逆に使える店舗を探す方が大変である。飲食店の店舗限定メニューかよ……。
・ほかに使える店は……
いや、まだ諦めるのは早い。もっと使える店があるはずだ。
次に出てきたのが「ホームセンター」、そして「ショッピング」という大雑把なくくり。きっといろんな店が出てくるんだと思ったら……
知らん店ばっかり!
ホームセンターはカインズとかコーナンとか島忠とかですらない! ショッピングに至っては有名どころはHMVだけ。
余談だが、石丸文好堂というのは長崎の老舗文具店である。まさかこんなところで石丸の名前を見るとは思わなかった……。こんなに使える店が少ない中で地元の店が入っているという奇跡。
余計なお世話だけど「子供用品」は使える店が博品館しかないなら「ショッピング」にまとめたほうが良かったのではなかろうか。
・頼みの綱のフードは……
そして、次にようやく出てきたのが「グルメ」「カフェ」のカテゴリである!
フウ〜!待ってましたよ! 飲食店はたくさんチェーン店あるからね、さすがにマックとか吉野家とドトールでは使えるんじゃない?
……って
うそおおおおおおお!!!
グルメで使えるのデニーズしかわからん!
五味八珍ってどこおおおおおお!? しかも使えるの江南店だけて何!? どこ!?
カフェも上島珈琲店以外はほぼ見たことないし……。
あとは「レジャー・サービス」と「宿泊」ってカテゴリがあって、少しだけ期待したけど……イエローハットとエネオスかあ。車乗らないからなあ。
そして「ホテル」も東横インとかドーミーインみたいな大手チェーンではなかった。
ちなみに、デパートとか家電量販店はゼロ。使える店、少なすぎませんか……。
・一番多いのは書店
ちなみに、使える店がもっとも多かったのは書店であった。紀伊國屋、リブロ、有隣堂、啓文堂などなど大手のチェーンから地方の書店でも使えるみたい。
書店はもともと図書カードが使える店が多いからかもしれない。とはいえ、書店自体も数が減っているので「多い」とは言い切れないのだが……。
・使おうとしたら困惑される
ちなみに、以前1000円のクオカードをコンビニの支払いで使おうとしたときは、支払いで使う人があまりいないらしくバイトの店員さんを困惑させてしまった。
後ろに人は並びだすわ、店長が出てきてわざわざ処理してくれるわで、非常に申し訳ない気持ちに……。知名度の割に使われることが少なすぎるんじゃないか、クオカード。
・深まるクオカードの謎
こんなに使える場所が限られているというのに、プレゼントやキャンペーンでやたらと出てくる「QUOカード」。いったいどこで使われているというのか。
思えば、お金を渡せないので、キャッシュバックのかわりにQUOカードをプレゼントする……という場面が多い気がする。
ちなみに、金券ショップでは95.8%で買取していると出てきた。金券ショップでクオカードを売って、現金化する人のほうが多そうだ。
そして、誰かが再びキャンペーンや特典で必要なクオカードを金券ショップでちょっぴり安く購入して人に配る……。
QUOカードは店で使われることなく、お金のかわりとして、まるでメビウスの輪のように人の手から人の手へとぐるぐると回り続けているのかもしれない。
金券ショップに持って行く以外に、何かいい使い方があったら教えてください……。
参考リンク:QUOカード
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.