塚越中日下部さん 全国の舞台で戦う走りを 「皇后盃」出場へ
塚越中学校(幸区塚越)3年の日下部(くさかべ)仁美さんが1月12日(日)に京都で開催される「皇后盃第43回全国女子駅伝」への意気込みを語った。
中学生から実業団選手まで、各世代のトップランナーが都道府県別に分かれて競う同大会。日下部さんは神奈川県代表としてメンバー入りし、全国のハイレベルな選手たちとの勝負となる。
1年生の頃は幅跳びや短距離をやっていたという日下部さん。2年生の夏頃から長距離に転向し、才能が開花。10月の大会では1500mで4分42秒をマークし、2位でフィニッシュ。11月の東日本女子駅伝では8区を走った。
「ただ、皇后盃に出場する選手たちは、実力だけじゃなく気持ちも強い。ハイペースな展開についていけるかどうかが勝負の分かれ目」とレースを冷静に分析する。「一緒のチームで走る高校や大学の先輩の足を引っ張らないようにしたい」と謙遜しながらも、「襷をみんなでリレーして走る駅伝は楽しい。誰かのために走るからこそ、力が出る」と魅力を語った。
神奈川県代表として全国の舞台に出場することに対しては、「勢いのある走りで自分が活躍する姿を示して、後輩たちの見本になりたい。個人の目標は区間3位以内で、県としては優勝したい」と意気込んだ。3月に中学校を卒業した後は、東海大相模高校で競技を続ける予定だ。