KADOKAWAの「PressWalker」、2026年2月25日でサービス終了を発表 開始から約4年で幕
株式会社KADOKAWAは12月8日、同社が運営する無料のプレスリリース配信サービス「PressWalker」および関連サービス、2Bマッチングプラットフォーム「PressWalkerコネクト」を2026年2月25日で終了すると発表しました。
2022年3月のサービス開始以降、多くの企業や団体が情報発信の手段として利用してきましたが、約4年での幕引きとなります。
発表によると、新規会員登録の受け付けは2025年12月19日午前で終了し、既存会員の管理画面へのログインはサービス終了日まで可能とされます。ただし、プレスリリースの入稿・配信は2026年1月30日午前をもって停止し、それ以降は同サイトを通じた情報発信が行えなくなります。提携メディアへの転載も同日から順次終了します。
サービス終了に伴い、PressWalkerおよびPressWalkerコネクトで提供されているすべてのページは2月25日以降閲覧できなくなります。登録されているデータは、法令に基づく保存義務がある記録を除き、KADOKAWA側で削除される予定で、個別のデータ提供には応じられないといいます。
問い合わせ窓口については、サービス終了までは専用FAQや問い合わせフォームが利用できますが、2月25日以降は法人・個人向けの別窓口へ案内されます。会員が過去に配信したリリース内容も、終了後は確認できなくなるため、必要なデータは各自での事前のバックアップが推奨されます。
PressWalkerは2022年3月の開始直後から急速に利用が広がり、同年6月には登録社数1000社を突破。2024年2月には1万社を超えるなど、企業広報の新たな選択肢として存在感を高めていました。そうした中でのサービス終了は、多くの広報担当者に影響を与えることになりそうです。
KADOKAWAは利用者への感謝を示しつつ、終了までの期間はこれまで通りサービスを提供するとしています。
<参考・引用>
PressWalker:【重要】プレスリリース配信サービス「PressWalker」および「PressWalkerコネクト」サービス終了のお知らせ(2025年12月8日)
株式会社KADOKAWA:無料のプレスリリース配信サービス「PressWalker(プレスウォーカー)」利用企業数10,000社突破(2024年3月13日)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By おたくま編集部 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025120806.html