コンロのグリルは魚専用じゃなかった！料理の幅が広がる今すぐ知りたい意外な活用テク「知らなかった」
コンロについている引き出し式のグリルを「魚を焼く専用」にしていませんか？ じつは、グリルを使って調理すると魚だけでなく、幅広い料理をおいしくヘルシーに仕上げることができるんですよ。そこで今回は、越後天然ガス株式会社さんに、「日常に役立つグリル調理の特徴」と「グリルが得意な料理」について教えていただきました。
教えてくれたのは……越後天然ガス株式会社さん
越後天然ガス株式会社は新潟県新潟市秋葉区に本社を構え、都市ガス事業と電気の小売り事業を展開している。昭和7年の創業以来「安全・安定・安価」を経営理念として掲げ、地域密着のエネルギー供給事業者の視点から、サスティナブルな地域づくりに向けた課題に着目。再生可能エネルギーを活用するなど、地域の未来に貢献する取り組みを進めている。
コンロのグリルが”魚専用”だと思っていませんか？
コンロの側面についているグリルは以前、「魚焼きグリル」と呼ばれていたため、魚を焼くことに特化していると思っている方も少なくないかもしれません。
このグリルは直火で短時間に焼き上げるため、香ばしさや旨味を引き出しやすくなるという特徴があります。そのため、じつは魚だけでなく、パンや野菜、肉、さらにはスイーツの調理も可能なんですよ。
また、グリル調理はフライパンで焼く場合と違って油を引く必要がなく、余分な油を落としながら調理できることで、健康面でも大きなメリットがあります。
グリルの特徴とグリル調理のメリットは？
ガスコンロのグリルの最大の特徴は、高温で一気に加熱できること。
一般家庭の調理器具の中では、トースターの温度が200℃～250℃、オーブンの温度が300℃であるのに比べ、ガスコンロのグリルは300℃以上と、最も高温になります。
さらに、庫内がコンパクトなため、点火から1分程度で庫内の温度を一気に上昇させることができます。
短時間で高温調理ができるため、魚に限らず、肉や野菜の旨みを逃さずジューシーに焼き上げることが可能です。そして、栄養素も保ちやすいといったメリットもあります。
グリル調理のバリエーションは豊富
ガスコンロのグリルは、野菜料理、肉料理、ピザやグラタンなどのチーズを使った料理、焼き芋やプリンなどのスイーツ作りも得意です。
今回は、「野菜のグリル焼き」と、「焼き芋」の作り方をご紹介します。
野菜を皮ごと焼くだけで栄養満点の”ごちそう”になる
【作り方】
1．野菜を皮付きで食べるために丁寧に洗います。
2．野菜を食べやすい大きさに切り、野菜にオリーブオイルをかけます。
3．グリルの専用プレートに野菜を並べて、適量塩を振りかけます。
4．弱火で10分焼き、野菜をひっくり返して強火で5分焼きます。（野菜の切り方や厚さによって調理時間は前後します）
5．取り出して器に盛りつけたら「野菜のグリル焼き」の完成。
皮付きの野菜グリルは食べ応えもあり、素材の味を十分楽しめます。お好みのソースをつけるとよりおいしくいただけますよ。旬の食材や地場の野菜はとくに新鮮なものが多いので、皮ごと食べてもおいしいものばかりです。
皮に含まれる豊富な栄養素を摂取できる上に、エコ活動にも貢献できる、おすすめのメニューです。
手軽においしい”焼き芋”が食べられる
【作り方】
1．さつまいもにアルミホイルを巻いて、コンロのグリルの焼き網の上にのせます。
2．グリルに火をつけます。火力は上下ともに弱火で30分、じっくり焼きます。
3．取り出して器にのせたら「焼き芋」の完成。
「焼き芋の作り方」はこれ以外にも、アルミホイルを巻かずに素焼きにする、水を含ませたキッチンペーパーを巻いた上からアルミホイルを巻いて焼く、ガスコンロ専用のダッチオーブンを使って焼く、などの方法があり、焼き方ひとつで味も食感も変わります。いろいろな焼き方を試して、自分好みの焼き芋を見つけてくださいね。
コンロのグリルには、専用のプレートやココット、ダッチオーブンなどのオプション品も売られています。これらも上手に取り入れて、ぜひ毎日のご飯作りにグリルを活用してみてくださいね。
鈴木杏／ライター