琉球ゴールデンキングスのレジェンドとまさかの出会いも…団結の力で臨んだ尚巴志ハーフマラソン!
はいたーい! 11月にはいって、日差しが柔らかくなり、心地よい秋風が吹く季節がやってきました。 過ぎてしまいましたが、11月4日は「いい(11)推し(04)」の語呂合わせで「いい推しの日」だったんですよ! Xで「♯いい推しの日」を検索すると、アイドルやアニメファンが推しのグッズを集めて飾り付けした「推しの祭壇」の写真がたくさん投稿されていて、推し愛がすごい! 早速、私も集めたキングスグッズを飾るスぺ―スを確保しなくてはと思い、部屋の片付けから始めているキングス女子の長嶺花菜です(笑)。
お祝い続きの11月
11月3日は、我らがアイドル、ゴーディーのお誕生日! さらに、11月6日にはキングスの新キャプテン#34小野寺祥太選手が30歳を迎えました!おめでとうございます!「今シーズンもゴーディーと小野寺選手にとって、最高に充実したシーズンになりますように…フレフレ!小野寺選手!フレフレ!ゴーディー!ささやかながら、お祝いエールを送ります♪
「FIBAアジアカップ2025予選 Window2」に向けた日本代表の直前合宿メンバーに、キングスから #18 脇真大選手と #53 アレックス・カーク選手が選ばれました!おめでとうございます! 日本代表として挑む二人の姿を想像するだけで、胸が高鳴りますね。キングスの誇りを背負って頑張ってください! 脇選手とカーク選手の挑戦を全力で応援しましょう!バイウィーク中もキングスの話題が尽きないなんて、ファンとしては嬉しすぎます!
初マラソンに挑戦!!ランナーリポート!
11月3日(土)文化の日に「第21回 琉球国王 尚巴志ハーフマラソン in 南城市大会」に出場しました! この大会は、琉球を統一した英雄・尚巴志ゆかりの地、南城市で毎年開催され、県内外から多くのランナーが集まります。風光明媚なコースで知られ、高低差のあるタフな道のりと、ニライカナイ橋から望む太平洋の絶景が魅力の大会です。 今大会から団体の部が新設され、「キングスファンでチームを作って走ろう!」とキングスファンのマサエさんからお誘いをいただきました。 「楽しそう!エントリーします!」と即答したものの、実はマラソン経験は学生時代の校内マラソンのみ。どちらかと言えば短距離派で、長距離はむしろ苦手です。でも、「人生で一度はマラソンを走ってみたい、完走して達成感を味わいたい」と思い、挑戦することにしました。ゴールして喜ぶ自分の姿を想像しながら、本番の日を迎えました。
ランナーの朝は早い! 大会当日、朝5時に家を出発し、南城市へ向かいました。南城市に昇る神々しい朝日が、まるで背中を押してくれているようで、力が湧いてきます。走りには自信がありませんが、ウェアはしっかり「キングスコーデ」で決めました!キングスのユニフォームを身に着けると、不思議と完走できる気がします。
会場に到着すると、すでにランナーの皆さんがアップを始めていたり、常連のランナーたちで賑わっていたり、私はその雰囲気に何とか馴染もうとキョロキョロしながら、日陰を見つけてまずはしっかり準備運動を始めました。 でも、ひときわ驚いたのはお手洗いの大行列!!マラソン超初心者の私にとって、いつ行けばいいのか全く見当がつかず…。とりあえず、並んでみることにしました(笑)。
スタート30分前になると、ランナーの皆さんがぞろぞろとスタート地点の佐敷小学校前へと移動し始めました!私も慌ててその後をついて行きます。 昨年の「おきなわマラソン」で初完走して以来、すっかりマラソンにハマってしまった妹は「絶対完走するぞ!」と気合十分。スタート時間が迫り、「ドキドキするね!」と妹が言うので、「完走できるかなぁ。ちょっと心配だよ」と漏らすと、「お姉ちゃんなら大丈夫だよ!去年の完走率は88.9%だから完走できるよ!」と励ましのような、ちょっぴりプレッシャーのような言葉をもらいました…。
いざスタート!
午前9時、ついにスタートの号砲が鳴り響き、21.422kmの挑戦が幕を開けました! 最初はゆっくりと走り出しながら、自分のペースを見つけていきます。
スタート時点の気温は28度、11月のお天気とは思えないほどティーダカンカンの青空が広がり、日差しがじわじわと照り付けてきます。 この気温、さらに上がりそうな予感…。 沿道には通過ポイントを知らせる大きな看板が立っていて、それを通り過ぎるたびに「着実に前に進んでいるんだ!」と嬉しくなりました。 そして、なんといっても沿道からの応援が本当にすごいんです! 序盤からたくさんの応援団がいて、パーランクーを元気いっぱいに叩いてくれる小さな子どもたちや、自宅の前で椅子に腰掛けながら、目の前を走っていくランナーに拍手を送るおじいちゃん、おばあちゃんたちの姿がとても微笑ましくて、ほっこりしました。 「頑張れ~!」と温かい声援が飛び交う中、キングスのユニフォームを着ている私には「GO!GO!キングス!」と声をかけてくれる方もいて、思わず笑顔になりました。「ありがとうございます!頑張ります!」と返しながら、手を伸ばしてハイタッチをして走り抜けました。
そしてついにやってきました!尚巴志ハーフマラソン前半の5km地点、名物にして最大の難所、高低差150m、1.2kmにわたる急勾配の「新里坂(シンザトビラ)」です。
ここは走らず、大股で歩こうと決めていましたが、「新里坂を制する者は覇者となる」と言われるほど、想像以上のキツさが待ち受けていました。周りのランナーも必死に足を前へと運び、下を向きながら険しい表情で坂を進んでいました。 ランナーたちの荒い息遣いが聞こえ、精神的にも体力的にも削られていく感じがあり、途中で足を止めそうになりましたが、「ここで休むと、前に進めなくなるかも」と自分に言い聞かせて必死に耐えました。 心が折れそうになりかけたその時、前方にいるランナーのTシャツに大きく描かれた「自分の限界を越えろ!!」という文字が目に飛び込んできました!今の自分にぴったりなメッセージに勇気づけられて、なんとか坂を登り切ることができました! あの時の限界Tシャツのランナーさん、本当にありがとう!
レジェンドとの出会い!
坂を登り切ると、目の前に待っていたのはなんと、キングスのレジェンド金城茂之さん! 沿道でドリンクを配る皆さんの後ろで、腰をかがめながらスポーツドリンクを作り続けている金城さんから「花菜さん、頑張ってください!」と声をかけていただきました。 まさかのミスターキングスの登場に、感動と興奮で胸がいっぱいに!その瞬間、力が一気に湧いてきました。
さらに、脇選手の似顔絵が描かれた応援うちわを持って、声援を送ってくれるキングスファンを発見!私を見つけると「カーナー!カーナー!」と大きな声で呼んでくれました。いつも仲良くしていただいているキングスファンの顔を見た瞬間、「これは頑張らなきゃ!」と気合が入りました。 まるで沖縄アリーナでキングスを応援しているかのような大声援、皆さん、本当にありがとうございました!
可愛い与那国馬にも会えて、南城市ののどかな風景が心を癒してくれました。 穏やかな景色を眺めると少しだけ疲れが和らいだ気がします。
なんとか中間地点…
なんとか中間地点までたどり着きましたが、新里坂を越えたあたりから足が重くなり、股関節やふくらはぎに痛みが走り、歩く時間が長くなってしまいましたが、そんな時、チームキングスの顔が頭に浮かび、また一歩ずつ前に進む気持ちになれました。
ニライカナイ橋まで絶対に行きたいと思っていましたが、時計を見ると足切りの時間が迫ってきて、焦りが募り始めました。 もっとスピードアップしたいけれど、足が重くて思うように進みません…。 そんな時、母からLINEが届きました。息子の写真とともに「ニライカナイ橋の下で待っています」というメッセージがあり、息子が待っているんだ!と思うと、なんとしても辿り着かなければという気持ちが強くなりました。
ラストスパート!
そして、ようやく辿り着いたニライカナイ橋!目の前には、コバルトブルーの海、息を呑むような圧巻の景色!大会の言葉通り、「新里坂を制した者たちだけに許される古の王が見た絶景」が待っていました。 「遠くに見える知念岬や久高島、この景色が見られて良かったぁ」と感動している間もなく、「足切りまであと3分!!」という声がどこからともなく聞こえてきました! 現実に引き戻され、ただ足切りを突破することだけを考えて必死に走る私。。。 ここまでサポートしてくれた夫に声をかける余裕もなく、夫を置いて急いでペースを上げ(笑)、全長660mのニライカナイ橋の大きなカーブを一気に駆け抜けました。
しかし…11時15分。制限時間内に間に合わず、13㎞地点で足切りされてしまい、私の初マラソン挑戦はゲームオーバー!レース完走は叶わず、幕を閉じました。 チームキングスのみんなには、力不足で申し訳ない気持ちでいっぱいです。 悔しさが残る中、足切り地点で、今か今かと、ドリンクをもって待っていてくれた両親と息子が笑顔で迎えてくれました。走り終えた後、息子の笑顔を見て癒されました。
団結の力!
一方、妹は、ゴールの制限時間3分前に無事完走。 ゴール地点では、先にゴールしたチームキングスの皆さんが待っていてくれたようです。団体の部エントリーでは、10名以上の平均タイムで順位を競うので、必ず10名がゴールしないといけません。そんな中、私が足切りされてしまい、妹がゴールした時点で完走した人数が9名。チームとしては失格だと思っていた矢先、妹の彼氏が妹より30分前にゴールしていたことがわかり、彼もチームキングスにエントリーしていたため、無事チームとして成績が認められることになりました。 妹の彼氏、ありがとう(泣)。
チームキングスとして、最後にゴールした妹が新聞のインタビューを受け、その翌日の新聞にチームキングスの写真と共にコメントが載っていました。
試合以外でも団結の力で、キングスファンと交流を楽しめるのは、まさにキングスファンならではの醍醐味ですね!マサエさん、声をかけてくれてありがとうございました! 完走された皆さん、本当にすごいなぁと思いました!マラソンを走ってみて沿道の声援がどれだけ力になるかのを身をもって実感したので、来年2月のおきなわマラソンでは、ランナーに大声援を送りたいと思っています! マラソンを終えた後、筋肉痛で階段の上り下りも一苦労。ガニ股でゆっくり歩く日々が1週間続きました。13キロしか走っていないのに、恥ずかしい話です(笑) 大会スタッフの皆さん、ボランティアの皆さん、沿道で応援して下さった皆さん、暑い中、ありがとうございました。皆さんの応援が力になりました! 私のなが~いランナーリポートを最後まで読んでいただき、ありがとうございました! 11月後半はバイウィークに入りますが、先日発売された「キングスオフィシャルブック」を読みながら、11月30日(土)の千葉ジェッツ戦を楽しみにしたいと思います!
バイウィークもGO!GO!キングス!!