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オープン前から大行列!キャベツ1玉198円?!札幌の老舗スーパーに密着

SASARU

朝の長い行列、これは北区の北区篠路に5月31日リニューアルオープンした札幌の老舗スーパーにできた行列です。地域に根ざした独自の工夫で大手に立ち向かうローカルスーパー、その裏側に密着しました。

5月31日にオープンしたこちらのスーパーでは、キャベツ1玉198円、長ネギ4本で198円、ほうれん草1袋98円と驚きの安さです。

鮮魚コーナーでは、本マグロ中トロが100gで298円、殻付きのホタテが1枚55円など、激安品が並んでいます。

「安いです!ありがたいです、いろいろ高くなっているので」「安くて品揃えも良くて驚いています。来てよかったと思う」とお客さんの声。

激変する札幌のスーパー。
道外の大手企業が進出する中、新店舗をオープンしたのは、札幌のローカルスーパー「マルコストアー」です。

新店舗の構想を立ち上げたのはマルコストアー 山川 悟志 社長。8年前に就任し、業績を伸ばしています。

山川社長は、「悪かろう安かろうでは意味がないので、良い品をきちっと提供し、少しでも安く提供できるようにをコンセプトとしてやっています。」と話します。

4月下旬、まだ完成したばかりの店舗。
“若い人とか小さいお子さんから、体の不自由な人もどうやったら買い物できるかな”と考えお店を作ったのだそう。

創業60年のマルコストアーは、札幌の北区と東区で営業する地域密着型のスーパーです。今回、築36年の本店を立て直しました。

山川社長は「札幌市から篠路の駅前再開発の話が数十年前から出ていたんですが、店舗の老朽化もあり、今まで愛してくれた地元のお客さまとマルコストアーを良くしたいという思いから建て替えに踏み切りました」と話します。

周辺住民に愛されている理由は、安さと品質です。

東苗穂店の様子では、本店休業中の間も支店には開店直後から多くのお客さんが訪れていました。

この日のセール品は「魚」です。

生サバが1尾98円、大きな黒ぞいは1尾398円。開店と同時に魚を求める人の波が。補充を繰り返しますが続々と完売していきます。

「お魚の種類があるし安いので魚類はここで買っています」「魚が買いたくて来ている。1匹もののお魚なので煮つけにしたりする。これで98円なんですよ!とにかく新鮮で安い!」「大好きなの、魚が!自分で料理できるから買っています」とお客さんの声。

新鮮な魚が安い理由は「調理ごめん」。激安で販売するためそのままの状態での提供になります。魚がさばける人にとってはとてもお得です。

安いのは魚だけではありません。

店頭に並んでいる食料品のほとんどが、メーカー参考価格から最低1割引きで販売されています。

山川社長は「どこに行っても同じような価格では、マルコストアーに来てもらうメリットがお客さんにない。全体的に安く買えるメリットを出したい」と話します。

仕入れが煩雑化しないように、メーカーが2社あれば絞って集中して販売する手法を取っているんだそう。特定のメーカーから大量に仕入することで、コストの削減を図っているそうです。

本店では新たなジャンルに挑戦します。

山川社長は「惣菜というウチのスーパーには足りなかった部分を今回はきちんとやっていこうということやいろいろな思いを集約したお店ができたと思います。」と話します。

実はこれまで設備やスペースの問題で手掛けることができなかった惣菜やお弁当。

山川社長は「高齢者の人とか働いている人もですけど、お惣菜は需要が伸びているところなので取り入れていかないとお客さんに満足していただけない」と話します。

マルコストアーにとっては初めてのお惣菜。どんなものが出来上がるのでしょうか。

5月中旬、一部商品の搬入・陳列が行われていました。お昼になり振舞われていたのは…

かつ丼です!

このかつ丼こそ、マルコストアーが惣菜の中で一番力を入れた商品です。

山川社長は「マルコストアーの惣菜は高品質であって価格も安くて味が美味しい。他社と差別化ができるような商品作りはできたと思う」と話します。

食べた人の感想は…?
「カツが大きくてボリューム満点です」「肉が分厚くて食べ応えがあります」「ウマイっす!これ298円ならめちゃくちゃ安いな」との声が。

このカツ丼は120gの豚ロースを使っているのに、なんと298円で販売するんです。こだわりは他にも…

マルコストアー 本店 滝澤 彩香 店長は「店頭で売っている三元豚のロース肉を使用して、お店で切って揚げているのがこだわりです。お店に売っているお肉なので、同じ味が(自宅で)出来るというのがコンセプト」と話します。

その他にも
こだわりの鮭を使った「俺の塩 厚切り紅鮭弁当 537円」や

ボリューム満点の「まんぷくチャーハン焼きそばセット 626円」や「白だし香る特製ザンギ 100g/231円」などの惣菜をラインナップ。

「カレー専門店ボナンザの濃厚チキンカレー 753円」
さらに東区にある人気カレー店「ボナンザ」とのコラボも!
約15種類のスパイスを鶏肉が溶けるまでじっくり煮込んだ本格スパイスカレーも販売します。

5月17日、本店のオープンを前に東苗穂店で惣菜の先行販売をスタート。
開店前には店頭には行列が!! 惣菜の売れ行きは?

なんと、かつ丼60個が30分で完売しました。

山川社長は「思った以上にお客さんが来てくれた」と話します。
反応は上々のようです。

引き継ぎ本店では、オープンの準備が進んでいます。

5月24日は、オープンセールの野菜を仕入れるため、青果売り場を担当するバイヤーが念入りに商品を見て回っていました。

マルコストアー青果部 佐々木 康介 バイヤーは「ウチのお店は品質が命なので、品質をまず第一に考えて、次に値段交渉に入って他に負けない価格で販売することを心掛けている」と話します。

そして5月27日はいよいよプレオープンです。チラシを出していなかったのにも関わらず、開店と同時に次々とお客さんが店内に入っていきます。

次々と商品が売れていき、商品の陳列補充でスタッフも大忙し!

オープン記念のセール品は盛りだくさんで、
精肉コーナーでは北海道産豚肩ロースしゃぶしゃぶ用が100g138円、十勝産彩美牛サーロインステーキが1枚1000円。

青果コーナーでは、佐々木バイヤーが厳選した野菜が登場! 雪国ぶなしめじが58円、エリンギも58円、ほうれん草は138円などのセール品が並びました。

そして鮮魚コーナーでは、根室産活毛ガニが500円、刺身用(天然)生本マグロ 赤身・中トロ・大トロが100g398円。

鮮魚の特売は、天候により入荷が変わる場合がありますので店頭で確認してくださいね。

この様子を見ていた山川社長は、「今日は天気が悪かったけど、予想以上に客さんが来てくれて嬉しいです。地元のお客さんがどうやったら喜んでくれるか、消費者目線で常に考えながらお店を運営していければ、大手とも戦っていけると思っています」と話します。

さらに新しくできたオリジナルのプリペイドカードをチャージして使うと、その場で1%値引きになります。そちらの安さも魅力です!

スーパー激戦区の札幌。地域密着のマルコストアーの戦いは始まったばかりです。

マルコストアー 本店
住所:札幌市北区篠路2条5丁目
電話番号:011-771-2428
営業時間:午前10時~午後8時(日曜日は午前9時から)

*みんテレ5月31日OAのものです
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

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