ベタつく原因かも。“コンロ横”に置いてはいけない調味料3つ→「よく置いてた…」「劣化しやすいんだ」
毎日の料理でよく使う調味料、ついコンロの横に揃えていませんか? パッと手が届いて便利な反面、置き場所が原因で風味や品質が落ちてしまうこともあるんです。ここでは、知らずにやってしまいがちな、“コンロ横に置いてはいけない”3つの調味料をご紹介します。
NGその1.コンソメ
スープや炒め物など幅広く使えるコンソメですが、じつは湿気と高温にとても弱い調味料。コンロ近くに置いておくと、コンソメに含まれる油脂が熱気で溶けてべたつく原因になります。顆粒・キューブタイプともに、コンロなど高熱になりやすい環境は保存場所として不向きです。
また、色も変わってかたく固まっている場合は変質している可能性もゼロではありませんので、賞味期限内でも使用は控えましょう。
開封後はしっかり密閉して、温度・湿度変化の少ない場所で保存してください。気温が上がるこれからの時期は、冷蔵保存をおすすめします。
NGその2.顆粒だし
お味噌汁や煮物に欠かせないだしの素。開封後も常温保存でかまいませんが、湿気は大敵です。また、温度の高い場所も変質のおそれがあるためNG。コンロ横はもちろん、電子レンジの近くも温度が上がりやすいため避けた方が無難です。
顆粒だしは密閉容器に入れるか袋をきちんと閉じて、湿気と高温を避けて保存しましょう。
NGその3.塩
毎日使う塩は、つい手の届きやすいコンロ横に置きがち。しかし、塩は温度や湿度の変化によって固まりやすい特性があります。一度ガチガチに固まった塩は、砕いて元に戻す以外に方法がありません。においもつきやすいため、コンロの近くに置くと調理中のにおいが移るおそれも……。
塩は品質の変化が極めて少ないため賞味期限はありませんが、保存方法によっては劣化しますので、保管場所にはくれぐれも注意しましょう。できればキッチンの風通しのよい場所で、密閉容器に入れて保存するのが適切です。
調味料は正しい場所で保存を
毎日使うものほど「すぐ取れる場所に置きたい」と思ってしまいますが、コンロ横は熱と湿気の“ダメージゾーン”。調味料の風味や品質を守るには、保存場所の見直しが重要です。便利さも大事ですが、口にするものだからこそ、調味料は正しい保存の仕方を最優先にしたいものですね。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア