ラウンドワン高津店 跡地に「ニトリ」出店か 新たなLM(ランドマーク)に高まる期待
4月13日の最終営業日をもって閉店した「ラウンドワン高津店」。地元のランドマーク的存在として親しまれた同店跡地に「株式会社ニトリ」の出店が取り沙汰されている。
ラウンドワン高津店が閉業するニュースに関連して、一部メディアが報じたニトリの出店。
北海道に本社を置く「株式会社ニトリ」は、家具やインテリア用品の小売を手掛ける国内屈指の大型企業として知られ、グループの総店舗数は国内外あわせて1042(同社HPより)。高津区内ではマルイファミリー溝口店の一画に、小型店に相当する「ニトリEXPRESS」を出店している。
計画は否定せず
弊社の取材に対しニトリホールディングス広報部は「既存テナント様との契約も終了していない状況のため、計画についての詳細な回答は控える」としながらも、計画自体の存在は否定していない。
その一方、川崎市内で大型店の開発計画を進める際に必要となる「大規模小売店舗立地法に基づく届出」などの提出先となる経済労働局の担当者は「4月15日の時点では(ニトリ出店の話は)聞いていない」とコメント。一般的な種類の手続きとしては、8カ月以内に市が事業者に対し意見を申し入れ、さらに住民説明会などのプロセスを経た後、開店に至るため「最短でも(ニトリが出店するまでには)1年以上の準備期間を要するのでは」と話している。
実現すれば高津区の新たなランドマークになりうる大規模な出店構想に近隣住民からは「地元経済が活気づくのでは」「生活に欠かせぬ家具などが購入しやすくなるのは嬉しい」などと、期待する声もあがっている。